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5月, 2006の投稿を表示しています

竹林

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保険会社の先輩に誘われて福島県の北部の山間に、 あるお金持ちの所有する竹林があり、 間引きの手伝いに行く。 小高い山の一面が見事な孟宗竹の林である。 山男達はチェーンソーを片手に手馴れた手つきで、 直径10cmから20cmぐらいの真緑の竹を根元から切り落とす。 切り落とした竹を片付ける作業を一時間くらいしていたところで大雨となり、 孟宗竹のたけのこを掘って解散する。 20分ほどで40kgのたけのこが採れた。 いままでで一番楽な山菜取りで、先輩に心から感謝する。 その夜は竹の子料理のみで大満足。

雷鳴

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今日の天気予報は曇り時々晴れでまた山菜取りに来た。 家を出るときはうす曇だった。 急斜面でゼンマイ取りをしていたところ、 遠いようで近い雷鳴がした。 恐ろしくなり山を転げるように止めてある車まで戻る。 作家の吉川先生の三国志は好きでよく読むが、 その中の記述そのもののような天候の急変で、 うす曇の空は一転にわかに黒く曇り、 雷鳴は深山の刻み込まれた山々にこだまして、 空気を切り裂くが如きに吼える。 その上5ミリぐらいの雹が 車のボンネットとフロントガラスを叩く。 雨はスコールのようだ。 高山の雷は心底ヤバイ。

カタクリ

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山形県の飯豊町中津川の奥深くには、 ブナの原生林と思われる場所が沢山ある。 毎年この時期になるとブナの心に染み入るような鮮やかな緑を楽しみに、 山菜取りに出かける。 今日はカラーポジフィルムで撮影した空のように澄み切った青い空で、 肌に触れる空気も雪解けの川の水に触れたように清々しい。 可憐な花で美しいピンク色のかたくりが、あちこちに群生している。 その近くにはゼンマイも多い。 お目当てのヤマウドは、顔を斜面から出したばかり。 山菜はまだまだこれから盛りを迎えるけれど、 ブナの新緑は今が見頃で目に焼きつくようだ。