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4月, 2008の投稿を表示しています

伐採

西置賜河川砂防課に許可をいただいて、 飯豊町中津川の深い山々を源流とする白川の、 河川敷に自生する樹齢10年ほどのニセアカシヤの木を伐採する。 薪ストーブを販売するT社のH中さんと、自分と、 整備担当の星さんの3人で、現地に集合し下見をする。 雪融け水を集めた白川の水量は多く、 淡い緑色に染まりドウドウと流れていて、飲んだらうまそうな水に見える。 夕方4時までに予定地の伐採は完了し、4トン車一台と、 コンパネで深底にした軽トラック2台に、 薪ストーブ用に30cm~40cmに切り揃えた丸木を積み込む。 20℃を超える暑さと、一年ぶりの伐採作業でバテた体に、 安い焼酎はよくしみる。

SV-310EQ

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前回レコードを聴いたのはいつだったか思い出せないほどで、 何年かぶりにトーレンス製のレコードプレーヤーにLPを載せ、 オルトフォンSPUマイスターの針を、そっと落とす。 レコードに刻まれた凹凸を針は取り出し、SV-310EQフォノイコライザーで 電気信号に変換し、WE300B真空管アンプでその信号を増幅すると、 ダイヤトーンP610ハセヒロ製スピーカーから、音楽は流れ出してきた。  当月と来月ぶんの、自動車保険の継続手続きも、  おかげさまでようやく数件分を残すのみとなる。 好きなレコードをターンテーブルにのせ、 CDよりはるかに大きなLPジャケットに見入る。

散りぎわ

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きのうきょうと20度を超えて、昼間は汗ばむほどになり、 愛でるひまもないくらいの間に、満開になる。 一年に一度だけ、見ごろは一瞬の桜を眺めるため、 午後4時ごろ高畠第一中学校脇の桜並木に駆けつけた。 ちらほらと風に吹かれて花びらは、宙に舞い地面を染める。 散りぎわの、美しさに酔う。

楢下宿

3時間かけて110kmの道のりを、225ccのオフロードバイク、 ヤマハのセローでツーリングしてきた。 上山市楢下宿から高畠町二井宿に抜ける、 山間の峠道の頂上付近には、ところどころにしぼんだ残雪があり、 さらに夕方になって気温は下がる。 山と山のあいだを吹き抜ける冷たい風を、切り裂いて走ったせいで、 すっかりカラダは冷え切ってしまう。 初めて通った高畠第一中学校脇の細道は、 満開になった桜の花びらで、ピンク色の巨大なカーテンをまとい、 今まで見てきた桜並木とは、別物だった。 このひと時だけ、ぶ厚い革ジャンを着ても、さえぎれない寒さをわすれる。

雨の東北道

間断なく降る雨の中を、山形道山形北インターから 東北道を経て、那須インターまで急いで移動する。 雨天時はほとんど未走行だったが、 予約していた整体の先生との、約束の時間もせまり、 雨しぶきの上がる濡れた高速道を、飛ばす。 ポルシェ993C4Sはリアタイヤがフロントに比べかなり太く、 雨の日に120Km/h以上で走るとスリップしそうな気がして、 110Km/h平均で慎重に走るが、まったく滑る気配も無い。 市販車でありながら、レース車並みのポテンシャルを抱くポルシェ993にとって、 高速道路上の120km/hから140km/hぐらいでは、雪以外ではスリップしない? 夜9時前に雨の上がった那須インターのゲートをくぐり、 一時間45分で米沢に帰る。 米沢市内で一番安いハイオクガソリン(1L/126円)を、 いつものセルフスタンドで給油し、燃費を計る。 3.6L空冷エンジン285馬力にしては、上出来の9.3km/L。

ヤマハ セロー

春の太陽光が降り注ぎ、暖かくなった日中に、 シャツ一枚でバイクにまたがり、辺りの景色をキョロキョロ見ながら走る。 さくらの花は、ふっくらと赤紅色に色付いたつぼみから、 ポツリポツリとひらき始めてきた。 ここ2日間、足代わりに使っているバイクはヤマハのセロー、 4サイクル単気筒225ccエンジンでパワーも少なく、 さっと出るのはせいぜい80km/h、 40~50km/hで流すと単気筒エンジンの鼓動を感じ、心地いい。 この程度のスピードでは、周りの景色は自動車運転時よりも見やすく、 音も匂いも、よりリアル。 こんな日に乗るバイクは、いつまでも降りたくないほど。

米沢ジュニア陸上クラブ

この4月から中学一年生になった娘は、 米沢ジュニア陸上クラブに参加して、約半年になる。 http://www.geocities.jp/yjac_0429/top.html 小学校6年生の当時、加入していた10数人の女の子のなかで、 中学生になり、同じくそのクラブを続ける一年生の女の子は6人、 土日を含む週5日は、田嶋カントクの元で、 米沢ジュニア陸上クラブ中心の生活を送っている。 明けても暮れても中長距離種目の、 ハードなトレーニングを積み重ねて、帰宅も遅くなる。 たまに休ませたくもなるが、ずる休みは即退部のオキテがある。 新一年生の親は、中学校生活と米沢ジュニア陸上クラブ活動の、 ペースに慣れるまで、一喜一憂の日々・・・・・。

ハーレーダビットソン

昨日、今日と買い取りした車の引き取りで、 朝5時半ごろ一台積みの積載車に乗り、天童市に向かう。 昨日の朝は、どんよりと低く雲がたれこめた鉛色の空で、肌寒い。 里山のふもとや、山の斜面のあちらこちらから、 白い煙や青白い煙が立ちのぼる。 刈りこみした果樹の枝や、木っ端を燃やしているのだろう。 今日の朝は冷たい雨がしとしと降り、山の中腹まで低く雲はたちこめて、 遠くの景色はしろく煙っている。 筋金入りの、熱し易く冷めやすい性格を持つ、人の良いT君から 、 「ハーレーダビットソンを買ったがら、保険にはいっから、午後から来て」と、 弾んだ声の電話が入る。 彼の仕事場に伺い、大型自動二輪の保険手続きを済ます。 彼の今まで熱くなったあまた多くの対象物の、 その冷め加減を間近に見てきたから、 ハーレーダビットソン熱の冷めるのも、そんなに遠い将来じゃない。

栗子峠

米沢市~福島市間にまたがる栗子峠を通り、 待ち合わせ場所の、東北道飯坂インターへ向かう。 栗子峠の頂上付近にはスキー場があり、まだ一部の斜面には、 滑走可能なほどの雪を抱えている。 その近くの道路上に掲げてある、電光掲示の温度計は、 夕刻のいま、プラス6度を表示し、防寒具なしでは寒くて外を歩けない。 飯坂インター近くにある大きなスーパーの駐車場で O田様から買い取りした、真っ赤なオペルアストラワゴンを受け取る。 年式の割には、ボデーの退色や大きな傷、凹みも無く、いい車だ。 例年より濃い目に色付いている、咲き始めの桜を見ながら、 暖房が良く効いている一台積みの積載車で、飯坂町からの帰り道を急ぐ。

東海大山形高校

スリッパや内履きを小脇に抱え、オジサン・オバサンの軍団は 続々と校舎に入る。 東海大学山形高校の入学式は、大きな学校内の体育館で、 建学の歌の斉唱と共に始まる。 続いて新入生の担任の先生から、名前を呼ばれた生徒の一人ひとりは、 「ハイッ」の返事と同時にその場に起立する。 坊主頭で野球部とおぼしき新一年生の返事は、 天井高10mを超える、反響の良いガランとした体育館内に大きく響き、 あいさつの見本のようで、すがすがしい。 保護者席の通路側のパイプ椅子に座る。 すぐとなりには手話を必要とする2組の父兄がいる。 手話通訳係りの品の良い55歳くらいの女性二人は、 その斜め前方に腰掛け、校長先生の挨拶や、ご来賓の方の祝辞を手話で、 その父兄に通訳している。 その2組の父兄も、通訳の2人の女性も、 表情豊かに大きくうなずいたり笑ったりで、見ていて楽しくなる。 両腕を大きく使い、手先で言葉や気持ちを伝え、 また楽しそうな表情で会話する姿を拝見し、 営業のセールストークは、ボディランゲージがカナメかと?

山形新幹線

4月1日、東京から下りのやまびこ、つばさの各新幹線は、 強風のため次々と遅れて、上野駅にすべり込む。 自分が乗る山形新幹線の、米沢駅到着が遅れた経験はこれで2度目、 一度目は福島県~山形県の県境の山の中で、 そのときの車内アナウンスは、 「ただ今、線路上で小動物と接触し、車両損害確認のため停車しております」 一杯飲んで上機嫌の乗客の一人は、ただちに大声で 「ただ今、線路にタヌキが寝そべって いたので、止まりました。  この次はクマと出会ってまた遅れるでしょう」 車内はどぉっと笑いに包まれる。 各駅への到着時間の遅れに文句を言う乗客は、 この車両に限って 、いなかった。

上野公園

埼玉県蕨市に住む友人のH川君と、 千代田区神田に事務所を構えるTさんの自動車保険の継続のため、 雪の中に埋めておいた、ドブロクを手荷物にして、 山形新幹線つばさ号に乗る。 大宮駅で京浜東北線に乗り継ぎ、蕨駅で降りタクシーを拾う。 空手道場を経営するH川君は空手5段、 自宅に道場を持ち日々研鑽しているせいか、 キリリとした表情で迎えてくれた。 保険の継続手続きのあと、彼に西川口駅まで送ってもらい、 京浜東北線に乗り、神田駅で降りる。 東口を出て駅向かいの、みずほ銀行前で、Tさんと待ち合わせる。 Tさんは中国(CHINA)東北部から山形大学に留学し、 山形県にあるソフト開発会社に勤務し、その後都内で独立、 現在は32歳にして、社員6名をかかえる社長としてご活躍されている。 日本語、韓国語、ロシア語、中国語の4ヶ国語をマスターしているが、 まるで頭良さそうに見えない、人懐っこい笑顔が素敵な人だ。 Tさんと別れたあと、いい天気に誘われ、神田から秋葉原電気街を ブラブラ歩き、御徒町の宝石店の立ち並ぶ小路をグルグル廻り、 桜満開の上野公園を横目に見てアメ横に入る。 アメ横で一杯引っ掛けたくなるが、米沢駅の有料駐車場に自家用車を 置いてあり、その車の駐車料金と、駅から自宅までのタクシー代が 頭をよぎり、なんとか踏みとどまる。 歩いて移動した東京都内は、雲ひとつない青空と、 淡いピンク色の満開の桜に彩られ、帰りたくないほど。 上野駅から乗る米沢行きの、山形新幹線の発車時刻は、 まったく気にならなかった。

期末

家の金属板の屋根は、うっすらと雪化粧していて、 ぶり返した寒さは、きょうで4日目となる。 例年より早めの桜前線は、この寒さで足踏みしているはずで、 30年前はそうだったように、上杉祭りが開催される、 大型連休中に満開になれば、これに越したことはない。 交通事故への対応や、自動車保険の継続のボリュームも ダントツに多い1~3月もようやく終わり、 日当たりの良い土手沿いに、そろそろ顔を出すフキノトウやアサツキを採って、 春を感じたい。