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堤防

けさの最低気温はマイナス5度。 朝6時過ぎ、白鳥の飛来する松川の堤防に立つと、 いつもの寒さと何かが違います。 堤防は雪が融けて土がむき出しになってきました。 その土の地熱が足元に漂っているような気がします。 日中は晴れて気温は上がり、町行く人々の服装も春めき、 皆さん足取りも軽やかです。 春の息吹は米沢に、例年よりかなり早くやってきたようです。

シートベルト

消防署勤務のHさんは、勤続30年以上の大ベテランです。 先日修理を承った除雪機の修理代金を、 支払いにいらっしゃた時に、 救急隊員としての経験を伺いました。 シートベルト装着義務化により、 交通事故での重篤救急患者は、 かなり少なくなったそうです。 以前はハンドルに胸を強打し、 その強打した胸に手のひらを当てると、 水に手のひらを入れる如く、 ズブズブと抵抗のないカラダも体験したそうです。 またほとんどの車はエアバック標準装備となり、 事故によってエアバックが開き、 メガネをかけている場合は、 エアバックの圧力でメガネが壊れ、 破片が目に刺さる場合もあるそうです。 救急隊員を長年勤めて特に印象に残る事は、 ①隊員は通常2名でチームを組みますが、  お互いに仕事上信頼できるパートナーでない場合、  救急活動はスムーズかつ確実にできにくい。 ②昨日まで元気だった人が、  交通事故や病気で亡くなります。  人の命ははかなく、  そして死は、  すべての人にとってすぐそこに在るそうです。 とつとつと静かに話すHさんから、 実体験に基づく貴重な話を伺いました。

雪どけ

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河原の堤防や 田んぼに 降り積もった 雪は、 春の足音となる 外気温の 上昇とともに、 融ける速さを 増して いきます。 例年なら 3月中旬まで 残っている その雪も、 2~3週間早めの雪どけとなりそうです。 今日の朝は、西風やや強く体感気温は寒いですが、 冷え込みは厳しくありません。 農業用水となるダムの水量不足や、 春夏の天候不順による農作物の不作などが起こらないように、 もう少し雪の日が続き、 例年どうりの米沢に戻って?

伐採木 

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小雨降る今朝は、 2月末の時期にしては 暖かく感じ、 朝6時の外気温も、 体感的には マイナスではないようです。 自宅から5分ほど 東に歩くと、 最上川上流部の 支流である松川の、 河川敷があります。 今から35年以上前の 小学生の頃、 近所の友達同士で 隠れ家を作ったり、 魚を手づかみしたり、 スリルのある 焚き火をしたりして、 よく遊んだ場所です。 そこはうっそうと木々が茂っていました。 近年は不法投棄と 犯罪防止の観点から、 10年~15年の周期で 河川敷の木々を 伐採しています。 伐採した木は、 薪ストーブ等の薪、 あるいはきのこ栽培用の ほだ木として 市民に提供されます。 伐採木提供のお知らせは、 国土交通省山形や、 県庁の河川課の ホームページ上に あります。 申し込み順ですのでお早めに。

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この時期の 晴れた日続く朝は、 冷え込み厳しく、 きょうは マイナス7度ぐらいです。 水たまりには氷が張り、 車のボンネットや トランクには、 氷の結晶が 浮かんでいます。 薪ストーブから 出る煙は、 寒さがつのるほど 空に映えます。 田んぼや畑に 積もっている雪は硬く締まり、 体重の軽い子供達は その上を普通に歩くことができます。 日中の最高気温は 5度を超えるようになり、 季節はヒタヒタと 春に向かっているようです。

AM5時、雨がポツポツと金属板葺きの屋根をたたき、 その音に起こされました。 さっそく残り火のある薪ストーブに薪をくべると、 外に出ている煙突から、 モクモクと白っぽい煙がたなびきます。 きょうは美容師の心得のあるお客様が、 白髪染めと娘のヘアーカットのため、 拙宅に来てくれます。 3日ほど風呂に入っていなので頭はかゆく、 頭髪はしんなりしています。 そこで車で2~3分のところにある賜の湯に http://www.uesugi-zoen.co.jp/ 朝6時の開店から入湯してきました。 常連さんは湯船で世間話に花を咲かせています。 「きょうはあさがら雨がぁ、まだ2月なんだげどなぁ」 「異常気象が平年並になっで、  平年並みの気候は異常気象になっできたべぇ」 などど聞こえてきます。 近所の先輩と湯船で会って、 お互いの子供の事など、 こちらも世間話を楽しみました。

霧氷

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AM6時ごろ 外に出ると、 カラダが 締め付けられる ような寒さです。 この冬でも 上位3本指に 入る寒さで、 温度計は 太陽が出始めた AM7時頃、 マイナス10度 付近を 指しています。 庭木には 霧氷が 張り付き、 太陽光を浴びて キラキラ輝いて いました。

送別会 東海大山形校 3年男子陸上部

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きょうは 東海大学 山形高3年生の、 陸上部員と 父兄を ねぎらう 送別会。 山形市内の ホテルで、 部員はじめ 総勢80名 あまりの 盛大な会でした。 監督の田宮先生が語る、 卒業を迎えた3年生の陸上部員のエピソードは、 初めて聞く話ばかりで新鮮でした。 後輩の2年生が3年生に送る言葉は、 それぞれ思い入れの深い先輩に対する、 感謝と尊敬の念にあふれていました。 卒業生の進路は大学や就職とそれぞれですが、 3年間集中して励んだ陸上に対する真摯な姿勢は部員にとって、 色あせない宝石のように、 いつまでもキラキラ輝く思い出になるようでした。

大荒れ

3日間寒く雪の降る日は続き、 暖冬も一休みしています。 今日の朝は湿気の少ない雪がサラサラと舞い降り、 寒い一日になると思いきや、 AM 9時前から急に雨になって気温も上がり、 夕方まで降ったり止んだり。 PM8時過ぎにまた寒くなり強風が吹き、 雨はアラレのような雪になりました。 粉雪~雨~吹雪。 寒い朝~暖かな日中~強風と寒い夜。 目まぐるしく、天候は変化していました。

どぶろく

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久しぶりに まとまった雪が降り、 米沢市では 3日間で 25cmの積雪に なりました。 西置賜郡飯豊町 中津川部落に、 どぶろくを 仕入れに 向かいます。 米沢市西部の田沢地区から川西町逆沢に入り、 山口峠を下って廃屋目立つ玉庭部落を通り、 細く曲がりくねった民家の無い菅沼峠をのぼり、 中津川部落入り口にようやく着きます。 ここまでの所要時間は40分、さらに車を走らせること約10分後、 ようやくどぶろく作り名人、T橋さんの自宅に着きました。 このあたりは 昨日とおとといの 2日間で 降雪70cmぐらい だったそうで、 それでも 今年の積雪量は、 例年の半分 (例年は2mを超えます)以下とおしゃっていました。 さっそく米沢市内のお客様に、しぼりたてのドブロクを届けました。 皆さん「待ってました」と、笑顔満開。

薪割り

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季節外れの 暖かい陽気のせいで、 田んぼや 畑にある雪は 2月末までには、 融けて無くなりそう。 もちろん米沢市に 住む人にとっては、 そうなれば 初めての経験です。 今日は天気もよく暖かな一日で、 薪ストーブ用の薪割りをしました。 近くの造園屋さんは切り倒した巨木を、 自宅の畑に置いていってくれます。 その中のニセアカシヤの大木をチェーンソーで50cm間隔に切り離し、 その後斧で割ります。 一日中仕事もしないで薪割りしていたら、 夕食時右手に持った箸は、 筋肉痛でプルプル震えていました。

石油発動機 昭和20年~40年代

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溶接から塗装、 エンジンオーバーホール まで すべてをこなす 当店の星さんの コレクションから。 現代のエンジンのように、 吸排気バルブは それぞれの プッシュロッドで駆動され、 中速回転タイプに 進化しました。 燃料供給は キャブレターの フロートバルブ工作精度 の低さから、 相変わらず機関下部 の燃料タンクより、 燃料を吸い上げる方式を継承しています。 機関の信頼性が 向上してきた 昭和30年代は、 機体に 巻き込まれないように 密閉型となりました。 石油発動機より、 信頼性と取り扱いの 容易な ヤンマーディーゼル エンジン発動機の 登場により、 国内に100社あった 石油発動機 エンジンメーカーの ほとんどは、 駆逐されました。

石油発動機  大正~昭和初期

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初めて輸入された 石油発動機は、 明治27年ごろだったそうです。 日本国内で一般に普及したのは 大正時代からで、 農工業用または車両用と 幅広く用いられました。 ここでは当店の整備担当星さんの、 趣味仲間の発動機を 紹介いたします。 大正~昭和初期 画像は鳳(オオトリ)鉄工所製 この機関の特徴として、 箱型点火装置のマグネトーが (摺動噛み合い式) 機体中央部にあり、 またバルブを駆動する プッシュロッドが排気側バルブのみで、 吸気側は吸入負圧で開閉します。 そのためエンジンは低速回転で動作します。 (高回転運転は、バルブが追随できません)

動力噴霧器

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整備担当の星さんは、 機械いじりが大好きです。 きょうは昭和40年代に製造された、 カワサキ製KT-15型25cc  2サイクルエンジンを、 見せてもらいました。 3個の同じエンジンから良い部品を取り出して、 レストアしたそうです。 このエンジンは草刈機や農薬散布などの、 動力噴霧器として販売されました。 さっそくエンジンを点火してみましょう。 ロープスターター方式 のため、 子供の頃遊んだ 独楽回しの要領で、 クランクプーリーに ロープを巻きつけ、 勢い良くそのロープを 引っ張ります。 2サイクルエンジンの排気ガスは、 ガソリンとオイルの焼けるむせかえるような匂いで、 室内ならば排ガス中毒になりそうです。 アイドリング時にエンジン単体を持てば、 その振動は指先から腕全体にブルブル伝わり、 1分間も同じ姿勢でいられません。 最新型のチェーンソーに搭載されている2ストロークエンジンが、 特に振動対策の面で、いかに優れているかが良くわかりました。

白鳥

米沢市と福島県にまたがる吾妻山を源流として、 庄内平野を通り酒田市から日本海へ注ぎ込む最上川の上流は、 この窪田地区辺りでは松川と称している。 自宅から東に向かって10分ほど歩くと、 その松川の堤防に着く。 25年ほど前から松川に白鳥が飛来するようになった。 最初は5~7羽だったが、 地元の有志が餌付けするようになって徐々に増え、 ここ数年は200~250羽の白鳥が、 12月中旬から3月中旬まで羽を休めている。 今日の朝6時過ぎに、めずらしく白鳥の鳴き声は大きく聞こえてくる。 松川に架かる橋から眺めたら、 水面からその細長い首を更に上方に伸ばしながら、 羽をしきりにバタバタしたり、 Vの字になって編隊を組み空を飛ぶ練習や、 水かきの付いた足と羽をリズミカルに動かし、 ジェット機のように水面から離陸する練習をしている。 例年は2月末から3月初めの光景だが、 バカみたいに記録的な暖冬で、北帰行が早まったのかもしれない。

空耳アワー

TVの深夜番組、タモリ倶楽部の空耳アワーは、 タモリさんとイラストレーターである安斎さんのコンビ司会による、 軽妙な話と面白いショートストーリー的映像で、 長寿番組になっている。 パソコン画面で、youtube動画の空耳アワー名作選を見ていると、 おもしろくてつい長々と見てしまう。 きょうの日曜日、事務所内で仕事する前にまた見たくなり、 youtubeの動画にアクセスし、 空耳アワーの名作選の動画を見ようとしても削除されていて、 動画は再生できない。 もしかして著作権に触れて、消されたか?

ヤフーオークション

1年半前に購入したデジカメ一眼レフカメラ、 オリンパスのE-510 を、 コンクリートの敷かれた整備工場の床に、 不用意にも落としてしまった。 プラスチックで作られていたカメラボデー側の、 レンズハウジングの一部が見事に壊れてしまい、 ボデーとレンズは密着しない。 近くのカメラのキタムラに、壊れたレンズと同じ中古品が展示されていて、 店員さんのご好意により、落としたカメラボデーにその中古品を取り付けたら、 オートフォーカスも、その他の機能も異常なく動作して一安心。 さっそく事務所に戻りヤフーオークションで、 壊れたレンズと同じ 型番の、 OLYMPUS ED14-42mm F3.5-5.6 新品未使用品を落札する。 価格comでの最安値品は、約22000円。 ヤフーオークションで落札したそれは、 レンズフードまで付いた新品で送料含め8700円。 日本全国でリサーチした価格comの最安値から、 なんと6割引の値段 !! ヤフーオークションで落札したこの商品の安さ加減は、 言葉は悪いがドロボーでもしないと不可能な値段の商品? われわれ消費者は、同じ商品なら安いほどありがたい。

人身事故 損害賠償計算

暦では最も寒さのつのる1月から2月初めにかけて、 小雨の降る日や暖かい曇り空模様が続いていて、 田んぼのあぜ道や土手の斜面では、 地面の土がむき出しになってきた。 感覚的には米沢で過ごした冬で最も暖かく、 降雪は少ない。 さて交通事故に巻き込まれ人身事故となり、 怪我をされたお客様に支払われた損害賠償金です。 診断書は頚椎捻挫(ムチウチ)です。 お客様は専業主婦です。 治療期間(治療開始日から治療終了日までの延べ日数)29日間 実治療日数(実際に治療のため病院に行った日数)    9日 ①病院、薬局へ支払った治療費(保険会社から既払い分)  ¥68820 ②通院費(自家用車) 15円x片道6Kmx2(往復)x9日=¥1620 ③慰謝料 4200円x9日x2倍=¥75600 傷害慰謝料(自賠責保険)は、1日あたり4200円と決められています。 基準となるのは治療期間と実治療日数です。 治療期間とは、治療開始日から治療終了日までの日数を指します。 実治療日数とは、実際に治療のため病院に行った日数を指します。 慰謝料は治療期間と「実治療日数×2」を比較し、 少ない方を通院期間とし、それに4200円をかけて(乗じて)計算します。 ④休業損害  5700円x9日=¥51300 (自賠責基準では主婦の場合、通院一日当たり5700円が認定されます) ⑤総損害額 ①+②+③+④=197340円 支払い総額197340-68820=128520円 お客様には2割の過失ありましたが、ケガによる総損害額は、 自賠責保険支払い限度額120万円以内のため、 過失相殺は無く128520円満額支払いとなりました。

発動機 昭和初期

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撮影の場所は現在の山形県東置賜郡川西町で、 昭和初期には珍しかった発動機を傍らに、 少しおめかししてご近所さん同士で記念撮影したようです。 写真の持ち主は一番右側に写っている、 10代後半の青年の息子さんで現在60歳半ばです。 その青年(父親)はご存命なら80歳後半になるそうで、 今から約70数年前に撮影された写真のようです。 発動機の後ろに、脱穀機と思われる機械が確認できます。

農業用 石油発動機

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まだガソリン類がとても高価だった昭和20年代、 農業用機械(脱穀機など)の動力源となったのが、 この石油発動機です。 当店の星さんは、 昭和初期の香りのする発動機が大好きで、 自身で整備して動作するように修理した発動機を、 自宅に11台も保管しています。 画像は久保田鉄工製(現在のクボタ)、2.5馬力の中速タイプ AHC型です。 当時高価だったガソリンを始動時に用い、 エンジンが機嫌よく目覚めたら灯油運転に切り替えます。 発動機は原動機ですので、 出力用のプーリーにベルトを掛け、 農機具(主に脱穀機)を回します。 昭和初期から30年代にかけて、 脱穀機は村に何台かありましたが、 これを駆動する発動機は高価でしたので、 村にはほとんどありません。 そこで発動機を荷車に載せて村中の農家を訪問し、 脱穀機などの作業機械を回してあげる、 発動機屋さんのような商売が成り立っていたそうです。 始動方法 ①機関本体上部のホッパーに、 ピストン冷却用の水を注ぐ。 ②機関上部にある2つのガラスオイラーに、 オイルを入れる。 ③気化器(キャブレター)のガソリン壺にガソリンを満たす。 ④燃料タンクに灯油を満たす。 ⑤ガソリン側のバルブを4分の1ほど開ける。 ⑥フライホイールを勢い良く手で回す。 ⑦始動後はエンジンの様子を確認し、 灯油バルブを開ける。 オイルの混じった灯油の焼ける匂い。 単気筒エンジンの腹に響くサウンド。 鉄の塊で無骨な原(元)動機のカタチ。 現在のエンジンを見慣れた眼には、 まか不思議な物に出会ったように映ります。