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どぶろく

3日間吹雪と共に寒い日が続いたあと、 晴れの日と雨の日があって、 今朝は朝から雪が降り、辺りは一面真っ白になっている。 朝5時半ごろ自宅前の道路を除雪車が行き来する。 その大きなエンジン音につられて外に出て、 この冬5回目になる雪かきをする。 雪が降りつもり根雪になると、 朝晩は巨大な冷蔵庫にすっぽり包まれたような寒さになる。 12月31日のきょうは、飯豊山のふもとの中津川岩倉部落に住む、 どぶろく作り名人のTさん宅に、 片道一時間の道のりを経て15本のどぶろくを引き取りに行く予定で、 一年ぶりに出会う名人のどぶろくの味が恋しく、待ち遠しい。

吹雪

12月26日27日と,この冬ではじめての吹雪となり、 ようやく米沢らしい、寒く雪の舞う冬に戻った。 待ってましたとばかりに多くの除雪車は、 灯火に吸い寄せられる羽虫のように、 あちこちの道路上を頼もしげに、 せわしなく行き来する。 今朝も5時前にタイヤチェーンを装着し、 ガチャンガチャンと大きなロードノイズと共に、 自宅前の道路に現れたブルドーザーの様な除雪車は、 昨晩降った30cm弱の雪を、事も無げに除雪する。 その通ったあとの道路の両脇には、うず高い雪の塊が出現する。 1時間かけて自宅前と、工場の出入り口の雪片付けを終えた。

都大路

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京都の都大路を駆け抜ける第59回全国高校駅伝の男子は、 佐久長聖高が実力の差を見せつけ、ぶっちぎりで優勝した。 我が東海大山形校は、県の予選大会の記録を2分あまり縮め、 38位でゴールした。 3年生でチームをまとめてきた土屋キャプテンは、 レース後のインタビューで、 「キャプテンとして皆に厳しくしてきたが、付いてきてくれた。  チームが自分を大きくしてくれて、支えてくれた。」  と話した後で、大粒の涙を流したようだ。 都大路の全国高校駅伝を体験した選手やサポート部員は、 得がたい経験を積んで帰り、一皮むける。

第59回 全国高校駅伝

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4人乗りと言っても、リアシートは小学校低学年までの 小さい子が座るのに適しているぐらいの狭さ。 中学一年生の子供とカミサンと自分とその荷物で、 この狭苦しいポルシェ993C4Sは、さらにギューギュー詰めになる。 真夜中のAM2時45分に家を出発し、 高速道深夜割引の適用するAM4時ギリギリで、 磐越自動車道の会津若松インターのETCゲートをくぐる。 新潟から北陸自動車道に入り、 富山県の立山インター付近で進行方向左手に見える、 急峻な立山アルプスは、 朝日を浴びる直前に輝きを増し、 その稜線を浮かび上がらせている。 富山県~石川県~福井県と高速を飛ばし、 滋賀県の米原ジャンクションから名神高速道に入ると、 急に交通量は増えて走るスピードはガクンと落ち、 MAX100Km/hしか出せない。 京都東インターで高速道を降りると、 ETC深夜割引適用で料金は片道わずか6350円。 そこから約8Kmの京都祇園ホテルに着くまで、 自宅から8時間半のドライブだったが、 抜群の高速安定性と強力なブレーキ、 エンジン回転3000rpmを超えた辺りから咆哮する、 いつまで聴いても飽きない良い音楽のようなエグゾーストノート、 3人の弾む会話で、疲れの少ない楽しいドライブになった。

全国高校駅伝

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12月21日に京都市で開催される全国高校駅伝に、 山形県代表として参加する東海大山形高校男子陸上部は、 12月13日から埼玉、静岡、そして京都で合宿している。 父兄の応援は競技前日20日のAM3時半に、 学校からバスで出発し、 開会式を見学しその後一泊、 翌21日は応援観戦後にバスで戻る強行日程だが、 久しぶりにポルシェ993C4Sに乗りたくて観戦ツアーを断り、 カミサンとロングドライブすることにした。 エンジンルームを開け、エアクリーナーを清掃し、 エンジンオイル交換9L、純正アルミ付タイヤを脱着し、 タイヤ空気圧調整後にトルクレンチでナットの締め付けをし、 ボデー洗車後にCPCコーティングメンテナンス剤を塗りつけた。 米沢市から京都市西京区まで720Km、 はてさて何時間の旅になるのか?

米沢ラーメン

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米沢市南東部、吾妻山のすそ野にある関根地区に住むお客様に、 雪道を走るためのスタッドレスタイヤを納品し、 そのついでに前から気になっていた、 関根駅前のさつき食堂に寄る。 昭和30年~40年に建ったような、良く言えば昭和レトロ、 俗に言うボロい外観のそのラーメン屋さんでは、 75歳前後とおぼしきおばあちゃんと、 その娘さん?の2人が、テキパキと厨房を切り盛りしていた。 何はともあれオーソドックスな中華そばを注文する。 レトロな外観に似合わず店内は小奇麗で、 厨房内の2人は、白く清潔な割烹着が良く似合う。 椅子に座り、置いてあるマンガ本を読み始めて間もなく、 細い縮れ麺の上にシナチク、チャーシュー、ネギが載った、 あっさりしたしょうゆ味のラーメンが運ばれてきた。 早々にラーメンをすすり、外に出て店を眺めると、 子供の頃の風景を思い出す。

全国高等学校駅伝

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12月も中旬になり、寒くなってしかるべき時節なのに、 朝晩とも気温はプラスで、水たまりに氷すら張らない。 もちろん雪はすっかり融けてなくなり、 路面は乾燥している。 京都で12月21日に行われる全国高等学校駅伝競走大会には、 山形県代表として東海大山形高校が出場する。 持ちタイムで順位を予想すると、どん尻に近い40位以降だが、 参加する部員にとって生涯記憶に残るだろうから、 サポート部員を含め、楽しんできて!

平成鍋合戦

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山形市内中心部にある、 あかねが丘陸上競技場は改修中のため、 東海大山形高陸上部や山形市内の高校陸上部は、 土曜日曜の練習は、やや離れた天童市内の、 総合運動公園内の陸上競技場で練習している。 送迎で朝10時過ぎ総合運動公園に着くと、 サッカー場が7~8個入るほど大きい駐車場は、 満車近くになっている。 車を停め公園内をウロウロすると、 小さな屋台がたくさん出店し、 道行くところいい匂いと、多くの人々で満ちている。 第14回平成鍋合戦と書いたノボリ旗が、あちこちに立っている。 http://www.ikechang.com/pot/14th/result.html 匂いに釣られ3軒の店でそれぞれの汁を、 1杯300円~400円でごちそうになる。 時折雪混じりの寒さの中、人気の屋台では、 午後2時過ぎまで順番待ちの人々の列がとぎれなかった。

保呂羽堂千眼寺

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臼と杵でつきあげた餅は、 電動餅つき器で出来上がった餅と比べて、 歯ごたえがあり、喉ごしも良い。 今年の12月4日は、 お世話になっているF保険会社とM保険会社の転勤族の方々や、 支社の社員の方々を誘い、つきたての餅を食べていただいた。 所用で米沢市に来ていた東京在住の写真家、渡部さとる君は、 高校時代の友人の我妻さんとフラリと現れ、 シロウトから見ればもはや骨董品と思われる銀塩フィルムカメラで、 保呂羽堂千眼寺の裸もちつきをバシャバシャ撮っていた。 http://www.satorw.com/ 写真家の彼いわく、 デジカメは撮った被写体をモニターですぐ確認できるが、 フィルムカメラは、 現像するまでどう写っているかわからないから良い。 またフィルムカメラで撮った写真には、 デジカメには無い空気感や雰囲気もあり、 見た目より良く映るそうだ。 そう言われてみると、 写真の良し悪しはほとんどわからない自分でも、 すみずみまで写り過ぎない銀塩カメラの特徴は、 contaxのプラナーレンズで味わったような気がした。

餅つき 

毎年の事だが、12月4日は朝4時半ごろ起きて、 歩いて3分の保呂羽堂千眼寺で行われる、 通称ハダカ餅つきに参加する。 大木をくりぬいて作成した、 直径1m前後の臼3つに蒸かしたもち米を入れ、 我々つき手が杵を持って臼を囲み、 昔から歌われている、ねり歌、突き歌、 揚げ歌を歌いながら餅をつく。 蒸けた粒々のもち米は、30分後には耳たぶほどの硬さの、 しっとりした感触の餅になる。 http://www.yamagata-net.jp/usr/akiba188/waiwaikouza2005/page/A0001.html 20代前半からお手伝いさせてもらって20数年、 今年はつき手として参加する最後の年となる。

山形県長距離記録会

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11月30日に天童市に在る総合運動公園、 通称NDスタジアムで陸上の長距離記録会があり、 朝7時半に送迎がてら出かける。 冷たいみぞれ交じりの雨は降ったり止んだりで、 じっとスタンドでレースを見ているだけで、 寒さで体は棒のように固まる。 レースを終えた選手の手先は、 しもやけのようにピンク色に染まっている。 夕方4時に解散した子供を乗せ、競技場を後にする。 その足で近くのラーメン店で熱い麺をすすったら、 寒さで底冷えしたカラダもすきっ腹も、ようやく温まる。

コンタックス

銀塩フィルム用の、コンタックスの一眼レフボデーのSTとAX後期型、 それに交換レンズのテレテッサー300AE-G、 プラナー85/1.4MMJ、ディスタゴン25/2.8 、 ディスタゴン35/2.8をカメラ量販店に持ち込み、 買取り金額を提示していただいた。 驚きの下取り価格で自分のイメージよりはるかに安く、 イメージはダメージになった。 現在使用中のオリンパスE-510は、 軽くて機動性に優れたデジカメ一眼レフだが、 陸上競技をしている選手の走る姿を、 そのオートフォーカスはすばやく捕らえきれない。 「もの足りなくなったんだね」と、米沢市出身で大活躍されている プロカメラマンの渡部さとる君にすぐに見透かされ、 お勧め機種を教えていただいた。 http://www.satorw.com/ 「キャノンのEOS50Dはオートフォーカスのスピードが速く正確で、良いよ」 プロフェッショナルな鶴の一声で、衝動買い的に購入を決める。

白川ダム

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11月16日に白川源流に注ぎ込む大沢の、 ブナの立ち枯れ木に残してきたナメコの写真を、 一緒に行ったTさんは、自分のデジカメに残してきた。 Tさん持参のSDカードをパソコンに取り込み、 その画像をモニター画面いっぱいに広げると、 名残惜しさはますますつのり、 残してきたナメコ様が気になる。 同時に11月22日の画像は、初雪後の白川ダムの様子で、 ここから20km上流の大沢では積雪30cm以上あり、 今年のキノコ採りは、どうあがいても無理のようだ。

中古車バイヤー

日本車の輸出をしているパキスタン出身のイムダットさんには、 日本人の奥さんとの間に、顔の彫が深く、 かわいらしい3人の子供がいる。 世界中の株式暴落と超円高のあおりで、 輸出する車の値段は急に安くなり、 また新車の販売の低迷で下取車は入荷せず、 またスクラップ車の値段も、 2ヶ月前の一台当たり約5万円から、今現在はタダ同然となり、 輸出バイヤーのイムダットさんの商売も、例に漏れず厳しい。 きょうは自動車保険の継続の手続きで、 イムダットさんの住む長井市にある事務所にお邪魔して、 久しぶりに世間話に花が咲いた。 来年中頃までには、日本国内での商売に見切りをつけ、 母国パキスタンへ、日本人の奥さんとまだ幼い子供3人を連れ帰り、 日本での人脈と経験を生かして商売する構想を、 生き生きと語られた。 日本人より約束を守り、 時間に正確で礼儀正しいイムダットさんと逢うと、 いつも幸せな気持ちになる。

ベーダー駅伝

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平地でも20cmの積雪となった初雪は、 折からの雨ですっかり融けてなくなった。 西吾妻山、飯豊山など、高い山々の抱く雪のせいか、 日中でも気温は低く、厚手のジャンパーやタイツ無しでは、 寒さで震えてしまう。 山形新聞社杯ベーダー駅伝は、こんな寒さの中で行われた。 米沢市立第2中学校前をスタートし、小野川温泉街を経て、 上りのキツイ勾配の坂を走り、白布温泉で折り返す。 舟坂峠を一気にくだり米沢市内に入り、 ゴールはスタート地点の第2中学校になる。 我等が東海大学山形高は、控えのメンバー主体で、 3年連続の1位となり、 全員区間賞の後味の良いレースだった。 出場の機会を逃した部員の方々は、選手のサポートに徹していて、 キビキビと動いている。 この方々がいるからこそ、 東海大山形高の陸上部は、素晴らしい。

初雪

初雪の降った今日の朝は昨年と同様、 積雪20cm以上のドカ雪となり、 この冬初仕事となった除雪車のエンジン音は、 早朝より目覚まし時計代わりに響く。 11月に入ってから日中は天気良く、暖かい日が続き、 外に出してある水を張ったタライなどは、 朝晩の冷え込みでも氷にならず、順番を通り越して、 いきなり初雪となった。 高い山々を抱く飯豊山系は、一晩で50cmを超える積雪だそうで、 その深い山々の沢沿いの立ち枯れたブナの木に、 たくさん残してきたナメコの回収は、 どうやら出来そうもない。

白川源流 大沢

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天気の良かった土曜日に続き、 小雨落ちる日曜日も、白川源流にキノコ狩りに行く。 きょうは白川本流に注ぎ込む最上流の支流の中で、 葡萄沢についで水量のある大沢に入る。 自然や景観を台無しにしている、 完成間近の砂防ダム手前に車をドンと停め、 釣りと山菜、キノコ狩りで、 20数年この大沢を含めた白川源流をさまよい歩く大名人、 F保険会社勤務のTさんの案内にて、大沢の上流に向かう。 大名人は50歳を過ぎているのに、 サルのようにヒラヒラと沢や斜面を駆け巡る。 そして2人とも沢の両側の、 やや開けた斜面にある倒木や立ち枯れの木を、 ひたすら見て廻る。 砂防ダムから歩いて3Km上流の右斜面に、 立ち枯れて根元から2m50cm程のところで折れた、 直径1mに満たないブナの木があった。 斜面をよじ登り、その立ち枯れ木の斜面側をのぞいたら、 粒ぞろいのナメコの幼菌は、縦に列をなしている。 まだ小さく可愛らしい赤ちゃんナメコは、 そのまますべて残して採らずに帰る。 今週末にはナメコの傘も立派に開き、 ぬらめき光るその姿を見せてくれるだろう。 雪で入れない限り、また行かなくては・・・?

白川

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飯豊山の登山口の一つ、大日杉から白川の源流に入る。 F保険会社のTさん、その損害サービスセンターのO内さん、 M保険会社のN君の4人で、 白川源流に注ぎ込む大きな沢を目指して歩く。 この飯豊山近くの深々とした山を案内するのはTさん。 春は釣りと山菜採り、夏は岩魚釣り、秋はキノコ狩りと、 一年中この付近の沢に入って20数年のツワモノで、 天然ナメコの発生する倒木が、どこにあるかまで知っている。 O内さんは50歳半ばになる転勤族で、 米沢支社に来る前までは、釣りやキノコ狩りには無縁だったそうだが、 今ではツワモノTさんと毎週土日は山へ分け入り、 そのお陰で持病の高血圧は、 運動と森林浴ですっかり正常に戻ったそうだ。 初めて入った飯豊山近くの深山は、 とうとうと流れる白川の源流を抱く、 山菜と岩魚とキノコの豊富な、 豊かで美しい山々だった。

免許停止

過去3年間の交通違反の累積で、 30日間の免許停止処分の通知がきて、 米沢発新庄行きの始発電車に乗り、 天童市内の免許センターへと急ぎ、 停止期間短縮のための講習を受ける。 朝8時40分から夕方4時まで、 座学、運転適性検査、DVD鑑賞を経て、 総合テストの結果、29日間の停止期間短縮となる。 講習を受けた15人の中で、70歳過ぎの2人のおじいちゃんは、 総合テストの結果がかんばしくなく、 短縮日数は、他のみんなと同じにならなかった。 自分が70歳になるまであと22年、 無事たどりついて振り返ったら、長いようで短い期間だろう。

寒河江市

鈍行列車を乗り継ぎ、1時間24分かけて、 寒河江市に買取車両の引き取りに向かう。 無人駅の置賜駅を18時38分に発車し、 終点山形駅に約一時間後に着き、 左沢線に乗り換える。 2両編成の山形行き鈍行列車は、帰宅途中の高校生で混雑し、 電車の走行音や、車輪からのゴトンゴトンと振動を伴う音、 パンタグラフと高圧線の接触による耳障りな金属音、 これらの騒音は女子高生の話し声にかき消される。 寒河江駅に着くと、間もなく某販売ディーラーに勤めているS司さんは、 黒色の自家用車の運転席で微笑みながら、迎えに現れた。 2人で駅近くのラーメン店で、 大盛り中華を胃に流し込み、 近くに置いてあった買い取り車両のキィーを受け取り別れる。 鈍行列車内で友達と話す高校生は、 うらやましいいほど楽しそうに見えた。

ナメコ ムキタケ

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標高600mの林道から沢に入り、 沢と尾根の中間辺りを歩き、 ひたすら倒木を探す。 朝露に濡れた草木に触れてびしょぬれにならないように、 そして防寒を兼ねて厚手のカッパを着ているが、 寒さで右手の指先は少し痛い。 東向き斜面に出ているナメコは、ヌラメキもなく乾いて、 旬の時期は去ったようだ。 ムキタケは今が盛りで、 おいしそうな幼菌がドングリの木の倒木に張り付いている。 今日はまったく汗をかかないくらい寒く、 どうりで今歩いている場所より100m以上高い、 標高1000mくらいの尾根筋の木々は、 さらっと雪をかぶり、真っ白になっていた。

晩秋

お客様の方々の家に伺うと、 ほとんどの家庭でコタツが配置され、 ホコリや汚れをふき取ってキレイになったファンヒーターが、 出番を待っているかのように、部屋の中に置かれている。 きょうの最高気温は7~8℃、 寒さで縮こまるような一日。 晩秋から初雪の降る初冬へ、季節はスピードアップしてきた。

落葉

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標高800m以上にある落葉樹は、その葉っぱをすっかり脱いでいる。 まもなく雪に覆われる日々を、覚悟しているかのようだ。 AM11時30分からその山に入り、2時間ほど東向きの斜面に張り付き、 ブナやナラの倒木探して息を切らす。 何も収穫もなく、帰ろうかとしていた時に、 急斜面に立ち枯れのドングリの巨木が見えて急いで近寄ると、 一面にキノコは張り付いていた。 それがナメコだと確信したくて、 斜面を横切る足取りはアセリで少々もつれた。 もう今日は何も採れないと思ってあきらめて山を下りたら、 立ち枯れのミズナラに張り付いていたナメコ様には、 お目にかかるチャンスも無かっただろう。 ラッキーだった。

993C4S ポルシェ

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前回エンジンオイルを交換したのは2年前で、 その時点から今まで乗った距離は5000km、 現在の距離メーターは26900Kmを指している。 2年間の間に、エンジンオイルは空気に触れて、 徐々に酸化しているような気がして、 エンジンオイルを一部8Lのみ交換する。 ポルシェ993後期型のオイルを抜くためのドレーンコックは、 リアエンジン下部に一つ、 運転席ドア側のロッカーパネルの前部に一つあって、 合計2箇所からオイルを抜くと、約11Lになる。 エンジン側のドレーンコックは、 車体をジャッキアップしてエンジンと足回りを覆う、 大きいアンダーカバーを取り外す必要があり、 ちょっと手間なので、 ジャッキアップも必要ない、 ロッカーパネル下側のドレーンコックからオイルを抜くと、 約8L出てきた。 今回は1Lあたり、原価225円の安い鉱物油を入れる。 半年に一回オイル交換を確実に行えば、 安い鉱物油で何も問題ないと思う。

中学校駅伝 東北大会

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11月2日に秋田県の秋田市で開催される、 AM10時スタートの東北中学駅伝に間に合うように朝3時に起きる。 準備を済ませた一時間後のAM4時に、 半年振りで乗るポルシェ993C4Sに乗り込む。 米沢から新庄市を経て、金山町、真室川町を抜け、 秋田県の湯沢市雄勝町から秋田自動車道の高速道に入る。 秋田空港インターで降りて10分もかからずに、 目的地の秋田県営陸上競技場(中央公園)に着いた。 自宅から約250Km離れたこの地に向け、 交通量のほとんどない早朝の道路をやや飛ばし、 3時間15分後のAm7時15分に着いた。 競技は午前10時スタートのため、すぐ近くの秋田空港のロビーで、 本を買ったりトイレに寄ったりして時間をつぶす。 カミサンは寝不足で、空港内の椅子で寝て過ごす。 しばらくして戻り、 競技場のサブグランドでウオーミングアップをしている、 我が米沢市立第4中学校の5人のメンバーに声をかける。 彼女らは各自で、 黙々とサブグランドのトラックをジョギングしている。 そのうちにポツリポツリと雨は落ち始め、 西の空は暗い紺色に染まり風は吹き、 遠くでカミナリが鳴っている。 ほどなく大粒の雨の土砂降りとなり、 競技開始時刻はお昼のAM12時に延期された。 スタート時間が近づくにつれ、雨は上がり寒さも和らぐ。 出場18校の中で見事5位に入賞した、 子供たちの懸命な走りと笑顔をデジカメに納める。 引率の先生、皆川コーチ、校長先生、父兄、 みんな笑顔、笑顔。

飯豊山

今季、2回目の冠雪となった飯豊山は、 冷たく澄み渡る早朝の空気の中で朝日を浴び、 ひときわ白く輝いている。 キノコ採りに行くホームグランドの山々も、 頂上付近に初雪をまとっている。 平地でもあと2週間もすれば初雪となり、 長く寒い冬を迎える。 吐く息も白くなるほど、朝晩は冷え込んできた。

山形県高校駅伝

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山形県高校駅伝の男子は、 H20年10月26日AM12時35分に 山形市のあかねが丘陸上競技場をスタートし、 山形市西部地区の駅伝コース42.195kmを、 各高校の代表7人がタスキをつなぐ。 軽トラックに自転車を積み、 望遠レンズに入れ替えたデジカメをリュックに詰め、 自宅をAM8時過ぎに出る。 運良く、狭い競技場内の駐車場に軽トラを停め、 応援のためすでに集まっていた陸上部員の保護者の方々と、 自己紹介を兼ねて挨拶を交わす。 AM10時過ぎにコースの下見のため、 軽トラから自転車を降ろしてリュックを背負い、 コース見取り図を見ながら、ゆっくり走る。 1区と2区の中継地点でカメラを構えてしばらく待っていると、 華の1区を走る、我が東海大山形高校の土屋キャプテンは、 ラストスパートで後続を4秒離し、 区間トップで2区にタスキをつなぐ。 カメラを左手に持ち替え、自転車まで小走りし、 サドルに飛び乗り、2区と3区のリレー地点へ急ぐ。 カメラを構え2区の後藤選手を待つが、 トップは酒田南高校で、東海大山形校は18秒差の4位。 予想外の遅れで少々不安になるが、 自転車で3区の中間地点まで、近道の農道を通る。 折からの強風で、 自転車のペダルに力を入れて漕いでも、 向かい風によりスピードはあがらない。 3区の中間地点にようやく着くと、 長袖のシャツは汗ばんでいる。 カメラを右手に持ち替え道路を横切り、 3区のランナーでエース級の村山選手を待つ。 期待通り、中間地点で後続をわずかに引き離し、 村山選手はトップで快走し、 区間新記録で4区の大河原選手にタスキをつないだようだ。 4区から5区は、疲れて自転車で追いかけるのを止め、 5区と6区の引継ぎ場所まで自転車で戻り、 しばらく一休みする。 5区の中村選手は2位にトータル1分30秒差で、 6区の実力ナンバーワンの一年生、竹内選手にタスキを渡す。 竹内選手は上下動の少ない、 滑るような走りで区間新記録を打ちたて、 7区アンカーの森谷選手に1分36秒差でつなぐ。 自転車のペダルを強く漕いで、 アンカー森谷選手の背中を1kmほど追ってから、 あかねが丘陸上競技場への近道である農道に、 自転車のハンドルを切り、 ゴールの競技場まで森谷選手より一足先に滑り込む。 3年ぶりに山形県高校駅伝の覇者となり、 満面の笑みの部員に、カメラの望遠レンズ

ナメコ

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午前中にちょっとだけ仕事して、山に向かう。 一週間前に残してきた、出始めの赤ちゃんナメコが気になって、 まっすぐそのブナの苔生した倒木へ急ぐ。 傘が開いて食べごろより少し大きめのナメコは、 見事に列を成してキラキラと濡らめいていた。

クリの木

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畑をはさんで西側の隣家には、 直径1.2mほどのクリの木がある。 数年前から新芽も出なくなり、枯れて倒れそうになっている。 きょうの朝早くから、その枯れ木からコンコンコンと リズミカルな音がする。 キツツキが枯れ木の中に居る虫を、誘い出しているのだろう。 近くに寄ってクリの枯れ木の根元を見たら、 なんと小さな黒マイタケがある。 腐れ気味だったが、2つに割ると白い身はぎっしり詰まっていて、 香りもすごく良い。 さっそく腐りかけの部分を切り落とし、マイタケごはんにすると、 奥深い山々で採ったマイタケより香り立つ。 一日かけて、幸運ならやっと見つける奥山のマイタケ。 歩いてすぐの隣家の枯れたクリの大木に出たマイタケ。 どちらも同じ天然マイタケだが、 きょうはサンダル履きで採れてしまった。

クリタケ

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今年の秋の9回目のキノコ採りは、 狙いの舞茸はまたも空振りだったが、 クリタケは最盛期を迎えており、 東向きの日当たりの良い斜面にある枯れ木に、 びっしり出ていた。 ムキタケはようやく顔を出し始め、 ナメコもこれから寒くなるにつれ、 ブナの苔生した倒木からいっせいに湧き出てきそうだ。 雪で行けなくなるまで、楽しみは続く。

秋晴れ

ここ数日は秋晴れとなっている。 朝の最低気温は7度ぐらい、日中の最高気温は18度前後で、 カラッとして過ごしやすい。 10月の終わりごろは晩秋となるが、 朝に吐く息は白く煙のようになり、 暖房無しでは朝晩過ごせなくなる。 キノコはムキタケ、ナメコのシーズンを迎え、 標高700m以上の山々は11月10日前後には初雪となる。 ぼやぼやしていると積雪で山に入れなくなるから、 仕事を早々に段取りして山に出かけないと!

満月と交通事故

満月と交通事故の発生件数に、 比例関係有るのかどうか調べていませんが、 保険屋としての自分の感覚では、 確かに満月前後には、 お客様からの交通事故の報告が多くなります。 当月は15日が満月ですが、10月11日一件、12日一件、13日一件、 15日一件の事故報告がありました。 その4件の中で自損事故は2件有り、一件は車両全損事故です。 満月前後は気が緩むのか、 一方的な過失割合の事故が多いような気がします。 あくまで個人的な感覚での話しですので、ご参考まで。

登山

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10月13日の祝日は、いつもより遅い時間の朝8時から、 舞茸狙いで初めての尾根に登る。 25000分の1の地図で確認していたのだが、 思ったより急な上り坂がずっと続き、 左右の腕で小木をつかみながら一歩一歩登る。 北向きに下っている急な尾根には、 日当たりの具合でヤブになっていて、 それを片手で払いのけながら進む。 3時間ほどでようやく山の頂上付近に出たが、 疲れてキノコ採りどころでなくなった。 昨年も同じような別の尾根に登り、 ただの登山に終わった記憶を、 学習能力低いせいで、また味わってしまった。 地図の等高線は、嘘をつかない。

飯豊山 初冠雪 クリタケ ナメコ

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山形県、新潟県にまたがる飯豊山は、 きのうの寒さで初冠雪している。 この寒さで標高1000m以上の山々の紅葉は、 太陽の光が当たると、黄色や赤、黄緑色の帽子をかぶっている様だ。 きょうも6時間、山の尾根と谷筋を登ったり降りたりしたが とうとう舞茸様には巡り会えず、意気消沈気味になる。 食べごろのクリタケは、数箇所に列を成して顔を出し、 ナメコの赤ちゃんもブナの倒木に張り付いている。 紅葉を眺め、キノコを探し、きょうも仕事をさぼる。

クリタケ

飯豊町中津川部落の奥山では、紅葉は日を追う毎に進み、 あと一週間で見ごろになりそう。 ウルシの葉は真っ赤に色付き、見ている分には美しいが、 ウルシアレルギーの自分にとっては、避けて通らないとカブれてしまう。 先日採ったマイタケは、今までのハケゴには入らないサイズだったので、 間口が30cmの竹で編んだハケゴを買って、今日も山に入る。 うまくいかないもので、せっかく用意した大きなハケゴの中身は、 出始めのクリタケと小さなヒラタケのみで、マイタケは空振りだった。 今年の秋もマイタケ狙いで6回山に入り右往左往しているうちに、 辺りの山々の景色や形、沢の形状など覚えることとなり、 だんだん効率良く山々を歩けるようになる。 またマイタケ様に出会うため、7回目の山行きを準備しよう。

舞茸

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子供の遠足と同じで、ワクワクして早起きしてしまい、 まだ真っ暗な早朝4時30分に家を出て、 ヘッドライトの明かりを頼りに、飯豊町中津川部落に急ぐ。 6時少し前からいつもの峰に入り、西向きの斜面を下り、 そこから下に見える沢に着いた。 沢を渡って東向きの斜面に初めて登る。 柔軟性の有る小さな生木をつかみながら、急斜面を15分ほど登ると、 さっき渡った沢は、はるか下側に細く蛇行している。 この斜面には、大人3人で手をつないでかかえても、 届きそうも無いほどのトチの木や、ミズナラが多く、 また東向きの斜面なので、キノコ期待値も上がってくる。 峰と沢の上り下りの2回目、ついに舞茸様に出会う。 奥行き30cm、高さ20cm、幅23cmの見事な大きさだった。 背負っていた竹で編んだカゴに、舞茸はそのまま入らず、 2つに割ってなんとか押し込む。 山の神様、ありがとうございます、おしょうしな。

ひよどり

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ヒナから育てた2羽のひよどりは、一羽は巣立ちしたが、 もう一羽の名前をつけたパー子は、まだ一人前じゃない。 観察していると、飛び方もヒヨドリらしく颯爽と機敏になり、 いつでも大空を自由に飛べそうだが、いつも自宅の庭の木々の枝や、 盆栽を3段に重ねるための鉄製のアングルなどに、羽を休めている。 自分で餌を捕るのもまだヘタクソで、家人の捕ってきたトンボやハサミムシを、 おいしそうにムシャムシャ食べる。 腹を空かせるとピーピー声を上げ、バタバタと近くに寄ってきて、 肩や頭にとまる。 可愛らしくて無邪気な目を見ていると、このまま居てほしいが、 寒く食べ物も少ない冬になる前に、独り立ちしてくれよ!

ヤマブシタケ

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きのうは50本のミズナラの大木を見て廻ったが、 マイタケ様のご尊顔は拝めず、帰りの足取りは軽くない。 あまりお目にかからないヤマブシタケを、3個見つける。 http://www.kinokkusu.co.jp/shouhin/yamabusi.html 本日のキノコはこのヤマブシタケに、ナラタケとウスヒラタケを少々。 夜は鍋にして、これらのキノコを入れる。 ヤマブシタケは、ゆでてもシャキシャキと口当たり良く癖の無いキノコで、 味はわずかに土の香りがした。 今年はマイタケ採りの空振り多く、打率は今のところ4打数1安打の2割5分。

舞茸

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きょうはめずらしくカミサンと二人で、 舞茸眠る標高700m~900mに在る、ミズナラの巨木を見て廻る。 峰まで登ったり下ったりのペースは、 久しぶりの山歩きであるカミサンのスピードに合わせる。 そのためいつもは汗でぐっしょり濡れる長袖は、 きょうはサラサラで着心地が良い。 AM7時から峰を目指して登り、峰沿いをウロウロして3時間ぐらい経ったところ、 南に面して、下草やヤブはほとんど無い斜面に行き当たる。 案の定マイタケ様は、ミズナラの木の根っ子にドンと鎮座していたが、 あいにく賞味期限切れのバクサレになっていた。 一週間早かったら旬のマイタケ様だったのに、努力が足りなかった。 山々は紅葉の気配を見せ、やまぶどうの葉は赤ワイン色に染まり、 くるみの木の葉は、黄色になり始めた。

こたつ

きょう一日、お客様との挨拶は、「寒いですね」から始まり、 「こたつ出した、ヒーター出した」の会話になり、 別れ際は「ほんとに寒いな」。 体感では、紅葉の終わる晩秋のような気温になっているようだ。 車に乗ればヒーターを効かせ暖房し、 自宅では薪ストーブを昼間も焚いていた。 冷たいビールより温かい日本酒を片手に、一杯やりたくなる。

薪ストーブ

天気予報によると、 「東北地方を通過している寒冷前線の影響で、 寒い日が続くでしょう」。 ここ3日はそのとおりの天候で、きょうは冷たい雨が、 パラパラ落ちてきている。 薪ストーブは、早くも出番を迎えていて、 昨日の夜から焚きはじめている。 家の玄関をくぐると、ほんわかした暖かさで出迎えてくれ、 ゆらぐ炎は、見ているだけで楽しい。 割ってから一年間、雨の当たらぬよう外で干していた薪ストーブ用のマキを、 空気の出入りの少ない小屋に5月ごろから入れて保管していたら、 ごく細かい木屑があちこちのマキから出ている。 キクイムシが繁殖しているようなので、 小屋の南と北のサッシを開け、東向きのシャッターを全開にして、 うず高く積んだマキのそばで耳を澄ますと、ピチピチピチと弾ける様な音がする。 空気の流れがほとんど無い閉めきった小屋の湿気を、 一年間外で乾燥させたマキが、吸いとってしまったようだ。 マキを小屋で保管する際は、小屋の窓やシャッターを閉めないで、 空気がマキの傍を流れるようにしてください。

マイタケ ナラタケ

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早朝6時30分から昼過ぎまで、 30数本のミズナラの大木を見て回ったが、 やや腐れ気味のナラタケと、 いかにも美味そうに見え、ヒラタケやシイタケと間違えやすく、 中毒が後を絶たない毒キノコのツキヨタケばかり見つかる。 もう帰ろうかと思っていたところ、ついにここ飯豊町中津川の奥山で、 木喰い虫によるナラ枯れのミズナラを見つけて、 がっかりしながら根元を見る。 木喰い虫が食い荒らした木屑は、無残にもミズナラの大木の根元を覆う。 その近くにマイタケが2カブ、鎮座している。 ようやく見つけたうれしさと、 ついにこの山々に上陸した、ナラ枯れの現実を受け入れられない気持ちと。