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9月, 2018の投稿を表示しています

レッカー 脱輪

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シトシトと降り続く雨で路肩はグズグズになり、 脱輪案件は多くなっています。 ↓ 標準キャブのトレッド幅最小のレッカー車オンリー。 こんな案件ではセミロングのレッカー車は進入不可です。 2㌧ワイドボデー車でも同じようになったかも? そんな道幅でした。 ↓ こちらはセミロングクラスのレッカー車は 進入OKでした。 足元悪く、クレーン付はアウトリガー張り出し 片側のみ。 こんな現場でも標準キャブのレッカー車なら なんとかなります。 4㌧実車ならムリでした。  ↓ ウインチ付きのパジェロショートで進入しました。 どこが道だかわからないぐらい、 ガサガサと木の枝や草木が覆いかぶさっています。 斜面の木を利用して、滑車を使っての ウインチ作業です。 ↓ 引揚げ一式頼まれて行ったら、 50㌧以上クラスのラフターが待機していました。 牽引のみ。  きょうから台風の影響でまた雨です。 秋晴れのスカッとした青空と、 乾いた風が恋しくなります。

中古 小型レッカー車

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きょうは星さんのブログです。 ことしの5月にやってきて、 8月から稼働した当店のいすゞエルフ/小型レッカー車です。 中古で購入当時の外観はご覧のとおりでしたが、 幸いなことに下廻りは雪国に有りがちな融雪剤の 影響を受けて錆でボロボロ状態とは縁遠く、 ほとんど錆のない良い状態でした。 東京の福岡工業社製で、 上物はJAFご用達のセンチェリー製の211です。 スライド式の荷室ドアは 開閉が渋くて使い物にならず、 新潟県新発田市の(有)グローバルサービスで 新しいドアを装着しました。 その際にアンダーリフトのオイルシールも、 新品に交換しています。 いかにもバランスの良さそうな造りで、 良い作業性が期待できます。  このレッカー車を再生するのに、 以下の作業を行いました  ①外装の錆を取って錆変換材施工後、 サフェーサーと塗装。 ②下廻りのブッシュ類をすべて交換。 ③下廻りに塩害ガードを2度塗り。 ④PTOドライブシャフトを中古良品に交換。 ⑤灯火類の設置と配線をすべて引き直し。 ⑥全オイル交換。 ⑦鉄ホイールの錆を取って塗装し、 タイヤは新品交換。 ⑧荷室のトビラを跳ね上げ式に交換し、 アンダーリフトのオイルシール全数交換。 ⑨灯火類のスイッチパネルを室内に制作。 ⑩油圧ホースを全数新品交換。  ⑪ウインチワイヤーとスイベルフックを新品交換。 ⑫ゴリラナビ/市光の中古バックカメラセット/スフィアライトHID55W ことしの冬の活躍を期待しています。 From  星 新潟県新発田市の(有)グローバルサービスから購入した代金と、 架装や仕上げ部品含め、 レッカー作業OKとなるまで税込380万円ナリ。

夏も終わり

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きょうはマナブくんのブログです。 最近はだいぶ涼しくなり、 もう夏も終わりかなと思える日が多くなりました。 夏の終わりは少し寂しいような気もします。 ことしの真夏は横転や転覆の現場が続いて、 作業方法について考える機会は多かったです。 横転や転覆を立て直すだけなら難しい作業ではありませんが、 起こしたあとの状態まで考えるとそんなに簡単でもありません。  起こしたあとのクルマの向きで、 連結レッキングし易いのかそうではないのか?。 起こしてから道路をふさいで更に交通の障害にならないのか?。 横転/転覆の起こし方ひとつで 排除完了までの余計な手間と時間を減らせるように、 その度ごと現場でアレコレ考えて試しています。  ですがイメージと違う動きをしてしまって、 なんか違うんだよな~っと反省も多くあります。 ウインチ作業やクレーン作業では、 レッカー車の配置とトラブル車の位置関係で、 トラブル車の動きが大きく変化します。 やはり経験/場数/の積み重ねでしか 上達への近道はないんだと、 痛切に感じています。 From学

昭和に近い大型レッカー車

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きょうは雄大くんのブログです。 記録的だった夏の暑さも ようやく一段落してきました。 宮城県の白石インターの近くにある みやぎ営業所には昭和の年代に近い、 平成2年式の大型レッカー車があります。 米沢市の本店にあるのは、 H6年式のタダノ10㌧クレーン付の大型レッカー車です。 国道4号線や東北道白石インターが目の前にある みやぎ営業所では、 大型/中型/小型トラックの故障は 暑い日に増えます。 そんななかで活躍しているH2年式の大型レッカーは、 現場での故障トラブルにあわないよう、 タイヤ空気圧やオイルのチェックなど、 常に点検やメンテナンスを行っています。 先日も左のテールレンズのスモールランプや ウインカーランプが右と比べて光が弱く、 カバーを外してソケットを見たら、 ソケットの差し込み口が錆により アース不良になっていました。 サンドペーパーで磨いてバルブを差込み 点灯確認OKです。 他にもLEDのサイドマーカーも点灯していないところがあって、 外してみたら水が入っていました。 これではいくらLEDでもダメですね。 新しいマーカーレンズは コーキングで防水処理をし取り付けしました。 イロイロ壊れる約30年前の大型レッカー車ですが、 皆さまの救援中にトラブルないよう しっかり日常点検を行います。 From 雄大

レッカー エアー供給

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きょうは修平くんのブログです。 レッカー車でけん引される側の大型トラックの エアー供給は奥が深くマダマダ勉強中ですが、 当店先輩の星さんにコック付きエアカプラーを 作っていただきました。 エアータンクのドレーンに入れるタイプで、 簡単な造りです。   エンジントラブルの大型トラックは、 エアーコンプレッサーも動かないのでエアーは溜まりません。 そのままけん引したらブレーキがロックしたり、 エアサスも上がらないので リヤバンパーを道路にこすってしまったりと、 せっかくレッカーの仕事をいただいたのに、 その報酬よりはるかに高い修理代を支払ったり、 ユーザーさまからの大きなクレーム案件になってしまいます。   このエアーコック付きの供給ホースがあれば、 エアー漏れの少ないトラックなら、 一度エアータンクを満タンにするだけの空気を 送ってからコックを閉めれば、 延々とホースをつないだままにしなくてもOKです。   以前に1ヶ月~2ヶ月の泊り込み研修で お世話になった茨城県の大手レッカー会社の 茨城警運さんにいただいた供給ホースと使い分けて、 サクサクとレッカー車と連結し、 現場からサッと牽引する 敏腕レッカースタッフになりたいです。 From修平              

高畠町

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きょうはヒロトくんのブログです。 最近は大雨による災害や北海道の地震被害など、 日本各地で災害は多発しています。 山形県南部の米沢市や高畠町では、 冬の大雪以外の天災は何十年もありません。 米沢市や高畠町に隣接する南陽市では、 数年前に2年続けて大雨による洪水被害があり、 山形県内でもゲリラ豪雨による浸水はあります。 雨が続くと脱輪やスリップによる単独事故は 増えてきます。 さて自宅のある高畠町の高畠ワイナリーでは、 多くの観光客や地元の家族連れでにぎわう 「秋の収穫祭」があります。 ぜひ高畠町へお越しください。 Fromヒロト

レッカー トレーラー 荷満載で横転

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トレーラーの横転です。 1か月半前にも 同じ路線の5㎞も離れていない場所で、 横転したトレーラーのレッカーQQコールありました。 さて電柱は元の位置から5mぐらい田んぼにズレています。 ブラブラになっていた電線と通信線は、 東北電力の迅速な応急作業で、 落車してから12時間以内に養生完了の連絡入りました。 ヘッドも台車部分もそっくり横転起こしながら吊り上げるには、 真上に電線が走っている状態なのでダメです。 そのためウインチで路肩まで 落ちている側のタイヤを引き出してからの横転起こし作業です。 今回は30㌧荷満載のため、丸二日間の作業でした。 荷物満載の台車部分が 地面に対して90度の直角になっていれば、 荷下ろしはやり易いのですが、 さらに転覆方向に台車が大きく傾いていたので 足場が悪く、 人夫10人でAM9:30~翌朝AM1:00まで、 別のトレーラーへ手おろし手積み…。 終わるころは足腰に張りが来ました。 次の日はAM9時過ぎに現地集合し、 玉掛けやブレーキ解除/散乱物の片付け/ヘッドのリヤデフ養生など。 それから よーいドンで50㌧ラフターとタダノ大型クレーン付きレッカー車、 それともう一台の大型レッカー車の3台で引上げ。 今回は全止め35分、 台車部分は電柱のアンカー鉄筋を巻き込んでいたり、 重心の真上に電線があったりして、 横転起こしながらの吊り上げができなかったため、 予定より時間かかりました。  今回も猪苗代名人の監督作業で うまくいきました。 http://www.hoshi-j.co.jp/pc/ この場を借りてお礼申し上げます。