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6月, 2007の投稿を表示しています

おしょうしな

山形市内に自動車保険の継続と買取車の引き取りを兼ね 一台積みの積載車で向かう。 お客様の自宅の駐車場に積載車は大きすぎて入らないので、 その近くにあるスーパーの広い駐車場に止める。 ダイをしたくてそこのトイレに駆け込み、 ドアを閉めて腰を下ろしたところでフッと一息つく。 落ち着いたので着信アリの用件を済まそうとケータイを取り出し、 そのままの姿勢で相手と話しているところに、 誰かショーベンに来たようだ。 電話を切るわけにもいかず「よろしくおねがいします、おしょーしな」と話し終える。 用を足していた、ドアごしの見ず知らずの人は 「おしょーしな・・が・・なづがしいな・・米沢がぁ」と、 誰に聞かせるともなくつぶやいた。 自分も「こちらは米沢からです」と。 見知らぬ二人はドアを隔てた声だけのやりとりで、「くさい仲」になる。

アオサギ

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田んぼの稲はきれいな緑色になり、 その穂は水面から一様に30cmほどになりピンと背伸びしている。 早朝に農道を車で走っていると、水田の中で何かがうごめいている。 眼を凝らせば体長1mほどのアオサギで、 首を上下に振り一生懸命にえさを漁っている。 さらにぐるりと辺りを見渡すと、 アオサギは、ところどころでかかしの様に凛として立っている。 また少し走ると今度は茶色のマガモを見つけた。 こちらの下界にもサギ(師)とカモはどこにでもいるなぁと思いながら、 久しぶりに晴れて乾いた農道をドライブ気分でゆっくり流す。

水窪ダム

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ここのところ梅雨の真っ只中の気候で、 事務所のエアコンを弱くするととたんに汗はじっとりと腕にまとわりついてくる。 雨量も多く、米沢市の水ガメの水窪ダムはようやく例年通りの水位になったかな。 毎度の月末集中になってしまう保険の継続は、 どんよりジメジメした天気と相まって「うまぐいがね」

盗み食い

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もう35年も前になるが小学生の頃はさくらんぼ、 桃、あんず、クワの実、スイカ、りんご、 栗などを近所の畑や林へおやつ代わりに採りに行った。 さくらんぼの甘くておいしい部分は小鳥やカラスに喰われ、 残りの酸っぱい実だけが自分たちのもので、 そのためおいしいと思わなかった。 今のように農薬を散布しないため桃の実の中には必ず虫がいて、 その虫をよけながら食べた。 スイカは2~3人で、畑に身を伏せて忍び込み、 頭よりはるかに大きいそれをフーフー息を切らして人気の無いところに運び、 割って食べた。これはうまかったなぁ。 リンゴ林の中、皆で遊んでいるフリをしてリンゴをポケットに詰め込む。 そこの所有者のオバチャンに 「喰いだいどきは、こどわって採れ。いぐらでもあげっから」と叱られたり。

てんぐ食堂

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てんぐ食堂は国道13号線を米沢市から北上し、 南陽市の川樋地区を過ぎた右側にある、 お気に入りのラーメン店である。 スープはあっさりして嫌味なく、そこのチャーシュウを食べた人は、 「あそごのチャーシューは、んめーな」と言う。 小腹すいたのでそこに向かうと様子は変である。 家の一部は吹き飛ばされて、 その50m程先の小さな川に4TONトラックのキャビンが突っ込んでいる。 ヤジウマそのものになり近くに車を止めて駆け寄る。 そこにいた、これまたヤジウマのオトーサンの話では、 ドライバーはたいした怪我も無く、 店も営業前で誰もいなくて大事に至らなかったとの事。 保険屋の勘だが、お世辞にもキレイとは言えない建物のてんぐ食堂は、 トラックからの対物保険と休業損害の支払いで新築になるかな・・・・?

パソコン

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壊れたパソコンの代替品を選んでいる。 ネットで検索しての比較は初めは楽しかったが、 2時間程じっと画面をながめていると、 どの機種を選べばいいのか判らなくなり、疲れで目はかすんでくる。 そして「下手な考え、休むに似たり」となる。 高校時代の友人のヒロシ君にまたまた頼んで選定してもらう。 自分は頭の片隅にも覚えていなかったのだが、 ヒロシ君は「WIN XPのプロダクトキーつきの正規品、そこさ余ってっぺ」 と言うので、ガサゴソしたらXPは彼の指さした当店の事務所の、 金庫の4段目に入っていた。 恐るべし彼の記憶。 それでOS無しの機種で、彼の選択したPCをオンラインで注文する。 やはり「餅は餅屋」、そして友人のヒロシ君に「まかせて安心」

シロアリ

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羽アリ(白蟻)は風呂場の一角を黒々と染めている。 家の中は上へ下へのシロアリ騒ぎとなる。 先輩の計らいでさっそく3社へ、シロアリ駆除の見積もりをお願いする。 高い業者で坪8100円、安いところで6800円。 先輩の話では駆除用の薬品の仕入れ値段が高いため、 手間賃を削る以外に坪単価の差はつかないとの事である。 薬の施工と床下換気システムの購入と合わせて43万円ナリ。 初夏の暑さと相まってクラクラする。

中体連

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中体連があり、子供たちの送迎と応援のため、 2日続けてあかねヶ丘陸上競技場へと向かう。 全天候型トラックを目の前にして、 観客席の芝生に部員用の2ハリのワンタッチテントを立て、 その脇に折りたたみ椅子を持ち込み監督のように腰を下ろす。 昨日に引き続き真夏みたいに強い太陽光線は遠慮なく降り注ぎ、 持参した日焼け止めクリームも効かない程である。 ハードな練習と継続する努力は嘘をつかないのだろう。 そうしている人の記録を長く見ていると、 少しずつ良くなるタイプの子、 同じ記録で足踏みしていたと思いきや、 火山の噴火のようにドカンと記録を伸ばす子など。 応援で競技場へ良く行くと、その瞬間を子供たちと共有できる幸せもある。 自分の記録に満足してうれしそうな彼ら彼女らの笑顔は、 子犬のそれのようにまぶしく可愛らしい。

中体連

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中体連のため朝5時50分父母の車に部員は乗り合わせし、 米沢四中を出発する。 ピーカンの天気で現地のあかねが丘陸上競技場は、 太陽光線をさえぎる物も無く、 半そでのワイシャツからむきだしの腕はヒリヒリして痛い。 またいずれの父母も子供の応援に熱がこもり、 天気と合わせてさらにヒートアップしている。 自分も息子や他の子の応援で一喜一憂するのだが、 うれしく楽しい思い出作りの場面である。 レースに負けて悔し涙する女の子、 一位でフィニッシュし自己ベストを更新し、 満面の笑顔で恩師に駆けつけ最高の報告をする男の子、 ついつい見とれて長居してしまう。

オートオークション会場

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USS東北オートオークション会場に、 前回行ったのはいつ頃か思い出せないくらい久しぶりに足を運ぶ。 今はインターネットでオークションに参加できる。 現地に行かなくても車の内外装等の情報は画面上で詳細に確認して、 気に入ればリアルタイムで落札可能である。 会場内にはダボダボのジーンズをはいて、 五分刈りの頭を茶髪にしているチンピラ風のオヤジや、 半ズボンで上着は白のワイシャツの前をはだけて、 へんてこりんな格好のオニイチャン、 パキスタン、バングラ、ロシアのバイヤーなどで肩も触れ合うばかりの大盛況である。 4台を自社で出品し、トータルで良い結果となり友人を誘い飲みに行く。 千鳥足で帰ることになった。

天然水洗トイレ

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懲りずにまた行って来た。 肘折温泉から月山登山口を通り、 そのまた先のダム湖で山菜を採るためにAM2時出発、 米沢着PM4時半でまたもお疲れモード。 昨日の少し入れ込んだ晩酌のせいか、採り場の沢の途中でダイをもよおす。 先輩の玉ちゃんに見つからないようにワザと遅れて、 沢の真ん中にジャボンと両足を踏ん張り素早くジーンズを下ろす。 勢い良くダイは出た。 近くに生えていたウルイの葉をあらかじめ用意していたので、 それで拭く。 つるつるした葉のためキレイになっていない気がして、 真下に流れるせせらぎに右手をつっこみゴシゴシ洗う。 水道代電気代もかからない。 山の土で浄化された天然のミネラルウオーターをふんだんに使用した、 贅沢な水洗トイレ。

ニセアカシヤ

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一週間前に甘い香りをプンプンさせていたニセアカシヤの花は 早くも散ってしまった。 ニセアカシヤの木は群生するため、 花の満開時にはミツバチが舞い、 10mほど離れていてもくらくらするような甘く妖しげな匂いを放っている。 今年はすぐ散ったので楽しむ時間もなく終わる。 通りすがりに里山の近くを眺めると、栗の花は間もなく咲きそうである。 その花が満開になるとこのあたりでは梅雨入りとなる。 どおりでここしばらく雨模様だ。

マムシ

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先輩二人と月山肘折温泉登山口を過ぎてまもなく有るダム湖へ、 山菜取りにまたやって来た。 6月に入り暖かい日が続いているのに、 今もまだ上流に満々と残雪を抱く沢を登る。 奥に行くに従い沢を囲い込む斜面は切り立つようになり、 片手で潅木の枝を掴んでいないと、 急峻な斜面から20~30m下の沢にドスンでお陀仏である。 たかが山菜のためになのだがそこに山菜は有るので。 その急な斜面で先輩の玉ちゃんは、 足を運ぶのに邪魔な30cmくらいの石を動かしたところ、 腐葉土と石の隙間で休むマムシを見つけ大声を上げる。 それを棒切れでつかみ、放り投げると打ち所が悪かったのかピクリともしない。 近づいて噛まれたら大変なので離れて確認すると、 体長50cmほどのマムシ君である。 三人とも意気をそがれて沢を1時間かけて下る。 朝2時に出かけ米沢に夕方5時に着く。 次の日に持ち越すような疲れも有るが、また行きたい。

砂防ダム

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林道をズンズン登るとスギ林の人工林からブナ、 ミズナラ、トチ、カエデ等の自然林になり、その大木は山を覆う。 澄み渡る空気はさわやかで、風が吹けば体にまとわり付く蚊やブヨ、 アブもどこかに去ってしまい、落ち着いて森林浴を楽しめる。 川のせせらぎは耳に優しく、川面の光と影は見ていて飽きない。 こんな素敵な景色を台無しにするのは、数多くの目障りな砂防ダムである。 川の流れを分断し海の砂浜の侵食を招き、 砂に含まれるミネラル分の不足のため磯焼けして海草は無くなり、 岩場にはそれを食べて生きる貝類もいなくなる。 高校生の頃、合宿で2週間ほど訪れた温海の海岸の岩場は、 海草やアメフラシなどで赤や黄緑、 紫や橙色に彩られて海から上がりたくなかった。 30年後の同じ場所に潜っても、磯焼けで面影すらない。 砂防ダムの全てが悪いとは言えないのだろうけれども。 *参考まで日本の公共事業は、GNPの12%にも達し、主要先進国でこのような国はありません。アメリカと比べ人口1/2、面積1/25の日本が、アメリカを上回る公共事業を毎年行っています。日本は世界一の土建国家であり、セメント消費国です。(「日本環境報告」 本多勝一 より)

皮算用

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高速道路の山形道を経由し、買取した車両の引き取りに酒田市へと向かう。 それはディーゼル車で、平成19年式ランドクルーザープラドの未走行車である。 この車の相場は過熱気味で、 今のところ新車価格(約350万円)より10万~30万円上回る。 このタイプのディーゼル車は生産中止となり、 また海外での人気も高くバイヤーが競り合いで落札する。 鳥海山の美しい姿形を横目で見て、 「この車ではいい商売ができそう」と思いながらドライブしている。 全く以って「取らぬ狸の皮算用」。

事故報告

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もう6月に入り米沢盆地から眺める吾妻山は、 頂上にわずかな残雪を残すのみ。 1ヶ月前は木々の芽がようやく芽吹いた頃だったが、 山菜取りに行く山々の今はぼさぼさの頭髪みたいで緑の饗宴だ。 今日は朝の7時30分頃に自動車保険にご加入の、 19歳の女性から事故の報告が入る。 代車を積載車に乗せ現場に着く。 相手車の保険の担当者はもう現場におり、 遅れを取ったと思いきや、 親しくしているトヨタ系ディーラーの営業マンである。 そのうえ事故の当事者同士も知り合いのようで、 幸運にもスムーズに処理できた。 トラブルになりがちな怪我もお互いに無く、不幸中の幸い。

通勤電車

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早朝5時半頃から積載車で電話で買取した車の引き取りに、 山形市や天童市に行くことが最近多い。 以前は置賜駅発AM6・16分発の鈍行に、 眠い目をこすりながら乗り込んだ。 早朝の電車内では寝不足なのだろう、 上半身を大きく前後左右に傾けて熟睡している人や、 県内一の進学校で山形東高校の学生と思われるが、 自筆でビッシリと書き込まれた参考書を食い入るように見つめる男子学生。 いつも乗り降り口のすぐ脇に座るなり、 伏目がちにうつむいて微動だにしない女子高生。 たわいもない会話の内容まではっきり聞こえるほど、 おしゃべりに夢中な、仲の良い女子高生達など。 こちらはおもしろくて、眠気も吹き飛ぶ。