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7月, 2008の投稿を表示しています

トンビマイタケ

日曜日の午後2時、何もしない一日はもったいなく思えて、 入道雲もチラホラ出てきた山の端を見ていやな感じもしたが、 何とか天気も持ちそうだと解釈し、飯豊町中津川部落奥の、 通称東沢林道めざして、二頭の犬とスズキジムニーに乗り込む。 PM4時にお目当ての山に着き、急いで峰まで登り、 直径1m以上あるブナの根っこの周りをのぞいて、 トンビマイタケ様目当てに、峰から斜面を登ったり降りたり。 虫除けネット付きの帽子、厚手の長袖シャツ、手差し、皮製の手袋、 首に巻いたタオル、綿100%のゴワゴワしたジーンズ、 スパイク付き長靴の装備で、夏の蒸し暑い山の中を30分歩けば、 大汗まみれになる。 そんな時、遠くで雷鳴がとどろいた。 高山の雷様の動く速度は、地上のそれとは比較にならず、 オリンピックの100m競技の選ばれし選手と、 フツーのオジサンが競争するようなもので、 急いで逃げないと危ない。 斜面を転びそうになりながら駆け落ち、林道脇に停めてある車に戻る。 真っ黒い積乱雲は、もうそこまで来ていた。

小野川温泉

よく晴れた日曜日の朝、小野川温泉の公衆露天風呂に、 吸い寄せられるように向かった。 3人の先客が、ちょうど風呂から上がったところで、 大きな石とコンクリートで組み上げられた、 誰もいない湯船にドップリ浸かる。 小野川温泉の源泉100%の湯をかけ流し使用している、 この湯を訪れるお客さんは、シャワーも洗い場も無いためか少ない。 朝7時過ぎから8時前までの40分の間に、湯に入ったり出たりを繰り返す。 日曜日なのに、その間の男湯の出入りは9人だけ。 家に戻り遅い朝食を済ませ、そのまま居間にゴロンと寝転んでしまう。 めずらしくケータイが鳴らなくて、1時間半の昼寝となる。 朝寝朝湯では、やはり伝説の小原庄助さんのように身上をつぶしてしまいそうだ。

岩手北部地震

にわか雨が降ったり止んだりする合間の青空から出る真夏の太陽は、 ギラギラと黒いアスファルトを焦がし、濡れた路面を乾かして行く。 エアコンの効いた事務所や車から外に出ると、 その湿気と暑さで、手の甲から玉のような汗の粒が、 次々出てくる。 晩酌して酔いも冷めぬ7月24の午前0時30頃、 岩手県北部地震と命名された揺れは長い時間続き、 もうろうとした頭とカラダでも感じるくらい大きかった。 ここ米沢市では、幸いにして被害はなかったようだ。 「天災は忘れたころに・・・・・」と、ことわざにもあるが、 今年は忘れる間もなく、東北地方の地震は多い。

盛夏

7月の後半から8月のお盆前間での朝は、 田んぼへ農薬散布する動力機械の音で、かしましいい。 今から10年くらい前は、 朝の5時過ぎから農薬散布用のヘリコプターが飛んできて、 その爆音で寝てもいられず、結果的に早起きしていた。 その騒音や、たまに起きる事故などのせいか、 ここ最近はヘリの爆音もなく、 そこはかとなく漂ってくる農薬の臭いもなくて良い。 梅雨明けの青空が広がる今日も、暑くなりそうだ。

金田式CDプリアンプ No189

前々から興味があったアンプ、 金田式CDプリアンプをヤフーオークションで落札した。 ヤマト宅急便で届いたダンボールを両手で引きちぎるように開け、 そのアンプを取り出し、他のオーディオ機器に結線する。 はやる心を抑え切れなかったのか、 CDプレーヤーからのインプット結線を間違えてしまい、 スピーカーから大きな音が出てびっくりした。 一息ついてアンプのシャシーを確認し、金田式CDプリアンプ、 No189の製作記事を読み返して、正常な結線で機器をつなぐ。 ようやく左右のスピーカーから、 ボリュームコントロールされた音楽が飛び出てきた。 あまりの素晴らしさに、 製作者でありオークションの出品者のM元さんにメールを送る。 「アンプビルダー(アンプ製作者)の間で、  絶大な人気を誇る金田式アンプをはじめて聴きました。  聴きなれたボーカルの歌がスピーカーから出たとたんに、  その人気の秘密を知りました。  スピーカーからの音離れ、そしてエネルギー感は、  ブラインドテストなら同じスピーカーからの音とは、到底思えないでしょう。  何枚ものベールをはがしたようなリアルな演奏が、目の前に繰り広げられます。  今までプリアンプに投じたお金と時間は、  ずいぶん遠回りしたものだったとチョッピリ悔しい気持ちです。  素晴らしいアンプを作っていただいて、深くお礼申し上げます。」

ガソリン高

保険のお客様で新婚のSさんは、新しくスズキの軽自動車を購入し、 自動車保険の、入れ替え手続きのため来店された。 今まで乗っていたH12年式日産マーチを、 買い取り大手の○リバーさんで、査定してもらったら3万円だったが、 「しんとみさんではいくら?」と聞かれ、 プラス5000円の35000円で商談成立し、 車と引き換えに支払いを済ます。 Sさんは新婚ホヤホヤの女性で、 3年前にあるお客様の紹介で、保険に加入していただいたときよりも はるかにキレイになっていて、 たとえは悪いが、サナギから美しい蝶に脱皮したみたい。 大きい排気量の車や普通乗用車から、 Sさんのように軽自動車に乗り換える需要で、 近くの軽自動車ディーラーさんから当店に、 下取りした普通車の買取依頼も多い。 ガソリン高の今は、軽自動車ディーラーの店長さんと仲良くなって、 そこの店舗の下取りした普通車の買取に、狙いを切り替えようか?

十部一峠

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山菜採り用としてダム湖に運び込み、 木にくくりつけていたゴムボートを引き取りに、 オジサン4人組は朝4時に集合し、7時前に肘折温泉に着いた。 朝7時から10時までの肘折名物、朝市を4人そろって見学する。 トマト、キュウリなどの地物野菜、乾燥ゼンマイ、ミズナなどの山菜、 塩漬けしたキノコ、蒸して乾燥させたサルノコシカケなどのキノコ等が、 開湯1200年と言われる小さな温泉街の狭い路地に、 かごに入ってズラリと並び、地元のオバちゃんが湯治客相手に商売している。 ブラブラ見学したあと、そこから車で15分の、ダム湖へ向かった。 2そうのボートを積み込んで、肘折温泉でサッパリと汗を流し、 大蔵村から寒河江市へ抜ける十部一峠を経て帰ることになった。 初めて通るこの道は、ところどころ未舗装の砂利道でガードレールも少なく、 脱輪すれば谷底にまっさかさまに落ち、確実にお陀仏になる場所もあるが、 なんと国道で、458号線と看板にある。 http://www.r-arena.net/trip-pieces/hokkaido-tohoku/126jubuichi/ PM2時に先輩の玉ちゃんの会社へ着き、 ボートやその付属品に付いた泥を洗い落とすと、 今シーズンの楽しかった山菜採りも、終わりを告げた。

アイガモ アオサギ

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自宅から歩いて5分もすると、濃い緑色の田んぼが一面に広がる。 その緑色の稲のあいだから、長い首を出しているアオサギは、よく目立つ。 田んぼのあぜ道にはアイガモが数匹、座禅でもしているように、 じっと座っている。 この田んぼは、アイガモを放して減農薬農法で稲を育てている。 そのため昆虫や小魚などが豊富で、 それを狙って多くのアオサギは、朝早く舞い降りる。 昼間は真夏のように暑くなり、 庭のノウゼンカツラは、だいだい色の花を付け始めた。 この暑い中、50ccエンジン搭載のチェーンソーで薪作りすると、 着ていたTシャツやジーパンは、すぐ汗まみれになる。 夕方から犬を連れて川に行き、犬臭いそのカラダを石鹸でゴシゴシ洗う。 時間がゆっくり進む一日、だった。

蛍 (ホタル)

バタバタと、トタン屋根を激しくたたく雨の音で目は覚め、 枕の下に忍ばせた腕時計を見ると、AM4時45分。 AM6時から土曜日恒例の、 米沢ジュニア陸上クラブの朝練習に子供を送り、 その足で小野川温泉の公衆浴場で、 源泉100%の露天風呂に行く。 営業時間は朝6時から夕方6時までで、管理人はいない。 入り口にさい銭箱のような箱があり、 そこに入浴料の200円を放り込む。 露天風呂は大きな石を無造作に組み、コンクリートを流しただけで、 よく温泉番組に出てくるような、ヒノキ風呂とかの情緒はまったくない。 脱衣場はやっと雨をしのげる程度で、冬の雪の中では衣服も凍りそうだ。 でもたくさんの湯花が舞う、源泉100%の加水していない湯は、 よく手足が温まる。 硫黄のきつい匂い漂う、飲めばしょっぱい源泉は、 いかにも体に良さそう? この時期の夜になると、近くの清流の茂みや木々に、 はかなく美しく光る、多くのホタルが見える。 このホタルの生息場を守るため、この露天風呂には洗い場は無く、 もちろん石鹸、シャンプーは使用禁止になっている。 真っ暗な草やぶの中から、パァッーと輝き、ゆっくりと闇に消えるその光は、 人工的な光を見慣れた目には、幻想的に見えた。

小野川温泉

自動車保険に加入していただいているS下さんから、伺った話題。 「米沢市の郊外にある小野川温泉の源泉は85度もあり、 公衆浴場の尼湯をはじめ、ほとんどの旅館では地下水でお湯を割り、 入浴に適した温度に調整している。 あまり知られていないが、源泉100%の露天風呂のみの公衆浴場があって、 右ひざが痛くて仕事もロクにできなかった自分は、 そこの風呂に6ヶ月通ったら良くなり、今では山を登ったり降りたりしても、 何の不自由もない。全身がアトピーで、ザラザラになっていた中年のおじさんも、 今ではほとんど判らないぐらいキレイになったし・・・」 そう話すS下さんは青森県出身で70歳、 米沢市に20数年前に引っ越してきて家を建て、 現在も息子さんと2人で仲良く、依頼された山の木々を切り、 林業のみで生活されている。 きのうも太い杉の木を20数本、 ハスクバーナ社のエンジンチェーンソーで倒してきたと、ニコニコ顔で話す。 「85度もある湯の温度を下げんのによ、 大型車のエンジンを冷やすのに使わっちるラジエター知ってっぺ? あいづで冷やしてんだァ、とにがく良くきぐ源泉100%の風呂だっぺ。」 青森弁で朴訥に話されるS下さん、自分もしばらく通って効果を報告しますから。

雷雨

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7月上旬にして、早くも連日30度を超え、真夏のような天気。 7月5日、6日と天童の総合運動公園で中学通信陸上の予選会があり、 子供の応援とバイクのミニツーリングをかねて、HondaのCB1000に乗る。 真夏並みの太陽のもとで観戦していたら、暑さで少し頭が痛くなってくるが、 ちょうど良くかみなり雲は、空一面を濃い灰色で染め、太陽光をさえぎり、 同時に東風も吹きだして、周囲の温度はたちまち下がる。 夕方4時半に陸上競技場を出て、天童市から山形市に入るところで雷雨となり、 国道13号大野目交差点脇の、ヤマダ電気屋内駐車場に逃げ込む。 人気の液晶TVを眺め、店内をウロウロして時間をつぶすが、 30分経ってもまだ、どしゃぶりの雷雨は続いている。 店内に入って一時間後にようやく雨は上がり、 屋内駐車場に停めたバイクのキーをひねり、 雷雨で路面温度は下がり、水しぶきの上がる国道を快調に走る。 米沢から天童市までの往復150Kmのドライブは、 バケツをひっくり返したような雷雨や、 トルクのある1000ccのビッグバイクのおかげで、楽しい時間だった。

KDX250 カワサキ

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カワサキの250ccオフロードバイク、2ストロークエンジンで、 当時40馬力のKDX250を、A木さんから買取りする。 A木さんは 「もう3年も乗ってなくて、エンジンもかからないけれど、それでも良ければ」 とおっしゃり、格安で譲っていただく。 さっそく整備担当の星さんは慣れた手つきで、 この不動のバイクを軽トラックの荷台に積む。 今まで51台のエンジン不動バイクを再生した星さんは、 わずか一日でこの2ストロークエンジンを目覚めさせ、 外装パーツの塗装まで済ましてしまう。 エンジンの整備内容は、キャブレターをカワサキ純正の 新品部品でオーバーホールし、ガソリンタンク内の錆びを除き、 燃料ホースの途中に軽自動車の燃料フィルターを組み込み、 タンク内のとりきれない錆びが、キャブレターに入り込まないように改造する。 外装はサイドスタンド等をシルバーに再塗装、 マフラーとチャンバーを黒のつや消しでお化粧する。 さっそく試乗する。250ccの2ストロークエンジンは、パワーバンドに入ったとたん、 強烈な加速を始め、1速2速はアクセルワークを慎重にしないと、 フロント部は簡単に浮き上がる。 同じ250ccの4ストロークエンジンとは、比較にならないパワーでスゴイ。 あっという間にスピードメーターは100Km/hを指し、 そして前を走っている車の尻に迫る。 フルブレーキで減速するが、ブレーキのポテンシャルは低く、 かなり甘いので前の車に張り付いて走るのは、やめたほうがいい。 でもスゴクおもしろいバイクですよ、このKDX250は!

男鹿駅伝

7月5日土曜日、秋田県男鹿市で行われる男鹿駅伝に、 参加する東海大山形高校陸上部は、 一日前の今日から現地入りして、 きょうはコースの下見と、試走する予定になっている。 東海大山形高校はAとBの2つのチームでの参加するが、 Bチームの正選手の一人は3日前から足の具合が悪く、 急きょ補欠の息子の出場となるようだ。 さっそくネット上で男鹿市を検索すると、 地図上の直線距離で米沢市から200kmもある。 実際の距離は300kmを越えそうで、バイクで行こうかポルシェで行こうかと思い、 久しぶりにポルシェの運転席に座り、 何気なくフロントガラスの車検ステッカーを見たら、 先月で車検切れになっていた。 こういった機会でもないと、秋田県の男鹿半島は拝めないだろうから、 さてどうしたものか?