アイガモ アオサギ




自宅から歩いて5分もすると、濃い緑色の田んぼが一面に広がる。
その緑色の稲のあいだから、長い首を出しているアオサギは、よく目立つ。

田んぼのあぜ道にはアイガモが数匹、座禅でもしているように、
じっと座っている。
この田んぼは、アイガモを放して減農薬農法で稲を育てている。
そのため昆虫や小魚などが豊富で、
それを狙って多くのアオサギは、朝早く舞い降りる。
昼間は真夏のように暑くなり、
庭のノウゼンカツラは、だいだい色の花を付け始めた。
この暑い中、50ccエンジン搭載のチェーンソーで薪作りすると、
着ていたTシャツやジーパンは、すぐ汗まみれになる。
夕方から犬を連れて川に行き、犬臭いそのカラダを石鹸でゴシゴシ洗う。

時間がゆっくり進む一日、だった。

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