993C4S




1ヶ月ぶりに911C4Sのエンジンキィーをひねる。
バッテリー上がりでスターターモーターは、ウンともスンとも言わない。
バッテリーを充電しエンジンをかけたら、
うっすらとほこりで化粧したボディーが気の毒で、さらっと洗い流す。
ピカピカになり911C4Sも気持ち良さそうに見え、
そのまま米沢南陽高速道に乗る。




バリオラムエンジンは5000回転を超えると、
甲高く澄んだエンジン音に変わり、
その咆哮を聞きたくてついついアクセルを踏み込む。
スピードメーターの針は、あっと言う間に180km/hを指している。
その速度からブレーキペダルに足底を軽く乗せれば、
旅客機の逆噴射のようなフィールで減速する。


ポルシェ911は程よい緊張感と興奮を乗る度に与えてくれる、


稀有のスポーツカーだと思う。

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