泡の湯温泉




米沢市から朝もや煙る菅沼峠を超え、飯豊町中津川部落に入る。
部落に入る頃には、朝もやはこつ然と消え、
キャンパスに青色の絵の具を塗ったような、
澄み切った青空が目の前に広がり、
ふわふわの粉雪は、太陽の光を反射して、
ガラスの破片のようにキラキラ眩しい。


プロカメラマンで写真家の渡部さとる君は6x7のフィルムカメラで、
あちこちの雪の風景を、無造作にバシャバシャ撮っている。
自分も彼の真似をして、デジカメで同じ被写体にレンズを向けるが、
同一のデジカメで撮った彼の写真を、
パソコンのスクリーン一杯に広げるまでもなく、
構図の差は歴然としている。


中津川岩倉部落から飯豊町手ノ子に出て、
そこから国道113号線に乗り小国町を経由し、
写真を撮りながら小国町のはずれ、
飯豊山のふもとでマタギの里、
小玉川部落の泡の湯温泉にたどり着いた。
http://www.nhk.or.jp/fudangi/yamagata/20041106/index.html

鉄分と塩っ気の強烈な、
ぬるめの温泉に世間話をしながら40分ほど浸かる。
湯を出る頃には、
寒さで冷えたカラダはいつの間にかポカポカしていた。


そこで一泊するさとる君と別れ、米沢に戻る。
自宅に着いて車の積算計を見ると、
一日で230kmも走っていた。




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