享年 50歳

高校の同級生で、
保険のお客様としても長い付き合いのW君のお母さんから、
「きょうの朝、息子が亡くなった」と連絡ありました。

入院中に数回お見舞いに行ったときの外見やしぐさから、
ガン細胞が彼の体力や余命をキビシク奪っていたのはわかっていましたが、
訃報はいつも突然です。

共通の友人であるM君と一緒に線香を上げに行き、
亡き彼の顔に覆いかぶさる白い布をめくり、
この世で最後の挨拶をしました。
彼の顔はやせ細り、まるでミイラのようで、
ガンに侵されて日々苦しんだ様子が、
針を刺すような痛みを添えて伝わって来ます。

今はただ彼の魂が、安らげることを祈るばかりです。
 

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