医は仁術 算術?
1月9日の自身の交通事故で、腰に違和感あって、いつも繁盛している近くの外科に行く。
先生の診察が始まり、症状と交通事故の状況について、問診を受ける。
一通りの診察後、「じぶんにも過失あるので、健康保険で対応してください」と切り出すと、
その先生いわく「交通事故では、健康保険は使えないんですよ」と。
確信犯だと思ったが、看護婦さんもいたので、そのまま全額自己負担して帰る。
では病院の窓口や医師に「交通事故の場合は、自由診療(健保適用外)しか受付できません」
と言われたらどうしたらいいのか?少し長くなりますが・・・・。
結論は、交通事故でも健康保険は使えます。健康保険での治療か、自由診療での治療かは、
健康保険の被保健者が決めることで、病院(医師)の言いなりになる必要はありません。(厚生省通達106号)
特に自分に過失のある場合は、健康保険を使ったほうが有利になる場合も多いです。
その理由は、健康保険を使った治療では、治療費の基準となる医療点数は、
1点あたり10円、自由診療(交通事故も含む)では1点あたりおおよそ20円です。
例えば医療点数10万点のとき、健康保険を使えば100万円、自由診療では200万円です。
その場合患者の負担は、健康保険では3割負担で30万円、自由診療では200万円全額です。
交通事故の相手側の車に、任意保険が付いていなかったり、
無車検で自賠責保険なしの場合は、200万円の全額自己負担になる場合も有ります。
具体的な数字の例は次のURLで http://home.d06.itscom.net/rmo/koutuujikotokennkouhokenn.htm
自分の過失が大きい交通事故の場合や、単独事故の時は、病院の受付や医師に、
「治療費を自分で払わないといけないから、治療費を抑えるため健康保険で受付して下さい」と伝え、
それでブツブツ言い逃れをする病院や医師がいたら、他の先生を尋ねるのが良いと思う。
医療点数が約2倍の交通事故は、病院にとってもおいしい仕事に違いないけど、
それにしても患者を半ばだますような言い方は、どうよ?
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