大荒沢

国道121号線を福島県側に南進し、
米沢市入田沢地区を過ぎて間もなくすると、
右側に大きな砂防ダムが見えてきます。

ダム側にハンドルを切り、
林道を西方向にズンズン登ると、
10数分で大荒沢に架かる最後の砂防ダムに着きます。
そこに車を止め上流に向かって数分歩くと、
間もなく南側から本流に流れ込む大きな沢が見えてきます。

今日はその沢の奥を目指しますが、
歩いてすぐのところに高低差10m以上の大きな滝があります。
沢の左斜面から滝を高巻きして滝の上に出ました。

連日の雷雨により鉄砲水の出た爪跡も生々しい沢は、
角の尖った小さな砕石を敷き詰めたようになっています。
ところどころで青ミズナ(ウワバミソウ)を採りながら、
最上流部に向かって1時間10分歩いたところで、
雲行きが怪しくなって来ました。

曇り空が迫ってくると同時に、
沢の中を小石がコロコロ音を立てて転がり始めています。
最上流部では雨が降っているのでしょう、
土石流の鉄砲水が襲ってきたら、ひとたまりもありません。

走るようにして沢を駆け下り30分後、滝の上までようやく出ました。
一息ついて沢の様子を観察すると、
水は濁りの度合いを増し、
小石はガラガラ音を出して沢水の中を転がり落ちています。
腐葉土も沢水に混じり、いよいよ水量が増し始めました。

登り始めてから2時間後、
林道の行き止まりに停めた車に戻ったところで雨が落ち始めました。

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