基督教独立学園高等学校

米沢市を出て一時間半、次第に降る雪は強くなり、
小国町叶水に着くころには煙るように視界は悪くなり、また辺り一面真っ白で、
道路の中央を走っているつもりでも、いつの間にか端に寄っていたりする。
道路両側の雪の壁は3mをゆうに超え、目的地の建物さえも見えない。

付近の数件の民家で、そこまでの道筋を聞き、
友人で写真家の渡部さとる君と二人で、http://www.satorw.com/
ようやくキリスト教独立学園高等学校の、敷地内に到着する。
http://www.furusatois.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_oid=&WIT_template=ARCHIVE%2FDETAIL%2FPATTERN_E&WIT_jasminecharset=SHIFTJIS&id=1039

校内に入り、大声で挨拶するが、休みなのか閑散としてだれもいない。
帰ろうとしていた時に、運良く校長の鈴木先生と出会えた。

鈴木先生は校長室に招いてくださり、この高校の歴史や教育方針を
淡々とした口調で、 しかし確信に満ちた表情でこちらに話しかけてくる。
その後学校の施設を案内していただき、
最後に一冊のノートを二人の前に開いた。

ノートには最近来校した人々の感想が、一筆書きされている。
卒業生の「ここに戻るとほっとする」、「第二の故郷にまた来れて、しあわせ」
「先生や友人にまた会えて、そしてみんな元気で良かった」、
「この大雪を見て、ここに帰ってきたんだな、とうれしくなる」。

人生のたった3年間、ここで過ごした全寮の生活、豊かな思い出、自然への感謝。

その多くの、そして短い文章に、吸い込まれた。

コメント

このブログの人気の投稿

レッカー ナカナカ載せられないのよ

軽トラ用 簡易クレーン

レッカー 大型トラックのドライブシャフトはねじ切れて発火。