スリップ事故

月末の28日は雪の朝です。
AM6時過ぎにM保険会社のロードサービス部門からの出動依頼です。
西置賜郡飯豊町付近の国道113号線まで、
一台積みの積載車を運転して向かいます。

現場付近の道路はシャーベット状の雪で滑りやすく、
搬送依頼の新潟ナンバーの軽自動車は、
スリップして縁石をまたいで雪のカベに突っ込んでいました。

そのときの衝撃でエンジンは車体側に押され、
バンパーはつぶれてラジエターファンに干渉しています。
自走はまったくダメですから、ジャッキとハシゴの様なアルミブリッジを使って
縁石に乗り上げている軽自動車を国道上に移動後、
積載車に積み込み、
お客様指定の新潟市の自動車修理工場までの搬送です。

2時間以上かかって、ようやく目的地の修理先に着きました。
飯豊町の事故現場から114kmもあり、
同乗したお客様も自分もハナシのネタがなくなり無口になっています。

帰り道は行きと同じ小国町経由ではツマラナイので磐越道を走り、
会津若松インターで降りて喜多方町を抜け、
国道121号線をひたすら米沢方面に積載トラックを走らせます。

大峠トンネルを抜けるやいなや、
国道上は圧雪状態になっています。
時速40km以下でしばらく走ると、
雪のカベに衝突しフロント部分が大破している乗用車がありました。
退避場にセキサイ車を止め運転していた若いオニイサンに話を伺うと、
福島県から米沢市に遊びに行く途中に、
雪道の下りカーブを60km以上で走っていたところ、
スリップして雪のカベにドカンとぶつかったそうです。

下り勾配の圧雪道路をイケイケ60km/hでは、
事故をワザと起こしているようなモノです。

当店との間で、
ロードサービス委託業務を結んでいる保険会社に加入してることを確認し、
初めての事故で右往左往している若々しいカップルに、
なるべくお金の負担が無い方法を伝えて了解を得、
そのまま喜多方市にあるお客様指定の修理先まで運びました。
搬送距離は事故現場の米沢市入田沢地区から32kmでした。

PM4時過ぎにいったん自宅へ戻り書類をそろえ、
前日に訪問約束を取り付けていたお客様の自動車保険の継続と、
医療保険のハナシを充分聞いていただいてから事務所に戻りました。

21時ごろ家に帰りゴハンを食べていたら、
本日3回目のロードサービス依頼のコールです。

南陽市のトラブル現場から長井市の修理先まで、
15kmの搬送です。

今日一日だけで350km以上の距離を、
ガタガタうるさいセキサイ車で走りまわり、
すっかりお疲れ様モードになりました。

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