火災保険 地震保険

山形大学で名古屋大教授を兼任されているM先生は、
さまざまな方面に造詣が深い秀才なのに
ペラペラと余計なことをしゃべらない九州男児で、
まだ30代前半の若さでその役職に抜擢された、
優れた才能の持ち主です。

ご良縁があって山形県米沢市に住まいを定めておられますが、
一ヶ月のうち20日以上は名古屋へ行ったり、
講演のため海外へ出張したりで、
米沢にいる時間はあまり無いようです。
2年前に新築された住居に、今まで火災保険には入っていませんでしたが、
語りつくせない被害をもたらした大震災を経てご加入いただきました。

その際に、
①洪水などによる水災の保障は、地盤面(基礎)から45cm以上の高さまで水が
  あがった場合にのみ適用になること。
  M先生の家の立地状態から見て、地盤面から45cm以上の洪水になることは
  まず無いことを説明し、火災保険における保険料アップ率が大きい水災の
  保障をはずしました。

②例えば住居に火災保険金額3000万円の保障を付けた場合、
 地震保険金額の上限は、その半額の1500万円までしか付保できないこと。
 米沢市においては、地震による最大の脅威である津波はありえないし、
 また大きな直下型地震の記録も過去に無く、
 さらに大きな活断層も見つかっていないので、
 地震保険は無駄になる可能性が高いこと。
 そのうえM先生の家は住宅密集地でなく、 設備はオール電化です。
 たとえ地震によりガスやプロパンの爆発で近くの家が燃えても、
 M先生の自宅まで類焼する危険はほとんど無いことをお話ししました。

M先生宅の火災保険の保障範囲は、
火災(全焼で2300万円)・爆発・風災・雪災(損害20万円以上の場合)・水ぬれ・です。
保険料が大幅にアップする水災と地震保険を、
M先生は選択されませんでした。

長期5年契約の一括払い保険料は、約17万円のみでした。
M先生の住宅立地条件と大きな直下型地震の可能性の低さから、
必要かつ充分な補償内容だと思います。

 

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