ニッセイ イ〇○キに近い商品

きょうは16℃まで気温は上がり、
汗ばむほどの陽気になりました。
TVによると、4月下旬の気温だそうです。

乗らなくなった自動車を売却し、
そのクルマに加入していた自動車保険の解約に来店された50歳半ばのAさんは、
国内大手生保の商品に以前から加入していて、
「チョッと前に更新したばかりだょ、保険料がずいぶん上がるらしいから、
前の保険を下取りしてあまり上がらないようにしてもらった」。

ここだけを聞くと、いかにもリーズナブルなような気がしますが、
それはマッタクの錯覚です。
Aさんの加入している保険の型は「定期特約付き終身保険」で、
10年ごとに保険料を更新するタイプです。
このタイプの商品は国内大手の生命保険会社の主力商品であり、
いわゆる「生保のおばちゃん」が販売する商品のほとんどがコレです。

かんたんに説明すれば、
①例えば30歳で契約した保険料が2万円だとすれば、 
10年後の40歳のときにおなじ保障で加入すると、
40歳では死ぬ確率(予定死亡率)が30歳のときよりも高いため、
そのリスクをカバーするために保険料は約1.4倍の28000円になります。
その10年後の50歳での更新保険料は28000円x1.4=39200円になります。
いざ病気にかかりやすくなる50歳後半から60歳以上になったとき、
このタイプの型の商品では、
高額な保険料を払えなくなるか、保障がほとんどなくなるかのどちらかです。

②更新するたび保険料はバンバン上がって加入者に不信感を与えますので、
見かけの保険料を下げるために
「保障を下げましょうか?それとか以前の保険を下取りして、
新発売になったナイスな保険に切り替えましょうか?」と必ず言いますネ。

さて「下取りします」とはどんな意味でしょうか?
それは10年間払った保険料の中で積み立てられた解約返戻金を、
(10年間で積み立てられたオカネ→加入者が受け取るべきオカネ)
次の10年間の保険料に充当することです。

{見かけの保険料を下げるため、加入者が受け取るべき解約返戻金のことを
ほとんど説明しないで、更新後の保険料にそのオカネを振り当てる。
モチロン加入者には、受け取れるはずの解約返戻金の総額を言うわけがない。
なぜなら解約返戻金は高額なため、ちゃんと説明したら保険を解約されて
しまうから。}
③国内大手生保会社は、
なぜこのようなイ〇チ○に近い商品を販売するのでしょうか?
それは外資系生保や損保系生保に比べて、
莫大な経費がかかるからです。
経費のほとんどは「@生保のおばちゃん」です。
@は月給制で、売っても売らなくても一定レベルの基本給はもらえます。
@には退職金制度があり、会社負担で積み立てています。
@は社会保障に加入していますが厚生年金を含めた社会保障の半分は、
一般企業と同じように会社負担です。

一方で外資系生保や損保系生保は、
扱い商品を契約してきたときだけ代理店や募集人に手数料を支払います。
もちろん社会保険は全額自己負担、退職金なんてあるわけナイ!

国内大手と外資系・損保系~どっちが経費使いますか・・・?

国内大手生保が「販売外務員」を丸抱えしているかぎり、
まともな生命保険の商品はありえません。

そうなんです、国内大手生保会社は、
お客さんのオカネをむしり取らないと経営が成り立ちませんから・・・。

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