レッカー BMW R1100R

「暑いですね~」・・・毎日の挨拶や会話は、
この言葉から始まります。
きょうも朝から蒸し暑くなり、
外にただ居るだけで汗ダラダラになってしまいます。

午前中はBMW製バイクの故障のため、
おとなり福島県のディーラーさんまで搬送です。
BMWのクルマは自家用として、
3シリーズや5シリーズに乗ったことありますが、
高速道での安定感と乗り心地はバツグンでした。
でもBMWバイクは見たことも乗ったこともありません。

このR1100Rは国産のビッグバイクに比べて、
重心は低く取り回しは楽です。
何より派手さの無いメカニカルな外観にハッとします。
オーナーさんはお盆休みを利用して、
3泊4日で2000kmも!!走ってきたそうです。

自分が以前乗っていたホンダのビックバイク、
CB1000で3泊4日の2000kmの旅に出たら、
「もうバイクはコリゴリ」のイメージですので、
BMWのR1100Rは
よほど乗り味良くて疲れないのでは?と感じました。

さて積載車に載せるためバイク用ドーリーを使い、
立ちゴケなどしないようにラッシングベルトで
ドーリーとバイクを固定し、
注意深くウインチを巻き上げて荷台にセットします。

高額なバイクをお持ちのオーナーさんは、
皆さんこの作業をマジマジと見つめます。
作業中にキズ付けたりコケたりしたら、
オーナーさんから保険会社に賠償請求と
文句タラタラの大クレーム案件となります。
こうなったら保険会社から当店への信用は大幅ダウン、
さらにレッカー依頼件数も同じくダウンします。

なので他の業者さんは、
高級バイクのレッカー依頼は「やんわりお断り」しているようで、
コチラに大型バイクの案件は流れて来ているのかな?

PM20時過ぎに、
「事故のハズミで路肩から落ちて側溝にはまっている」との
レッカーQQコールです。

現場の国道は
ブンブン走るイケイケ大型トラックも多く、
クレーン作業よりヒヤヒヤします。


4点丸吊りしましたが、
道路脇にある電柱に張った電線に触れないよう、
クレーンブームを下げたままウインチで引く作業で、
「やっと揚がった、良かった~」

クレーン付レッカー車より、
ウインチブーム付き2ウインチの作業のほうが、
「安全・迅速・確実」な現場でした。



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