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7月, 2005の投稿を表示しています

車屋さんと保険屋さん

車屋さんと保険屋さんの両方と付き合いしていると、 人格がまったくちがうみたいと感じるときがあります。 あくまで主観ですが、 車屋はおおむね派手好きでROLEXの時計に外車のイメージ。 スーツを着た保険屋さんは良く銀行員に間違えられ、 地味で礼儀正しいイメージで、 実際に飛び込み訪問すると、「銀行の人?」と何度も言われました。 車売りは単価が高いので粗利も大きいが、 回転率は良くないです。 納車前整備にお金がかかったり、 タイヤやバッテリーなどの消耗品を交換後に納車するため、 おのずと高コスト体質です。 保険販売は単価は安く手数料も低いが、 継続率は高くそして仕入れは通信料等でしれたものです。 地味に見える保険屋さんは長く商売しているが、 派手に見えがちな車屋さんは、やはり桜のように散る。 車屋さんはどうしても現実に動かす金額が大きいので、 儲かるような気がして商売を始めますが、 それはほとんど錯覚のようです。

鈍行列車

買取した車を引き取りに酒田市へ向かった。 新幹線で米沢から新庄まで、 そこから乗り換えて陸羽西線の鈍行列車にゆられて、 ちょっとした旅行気分を味わえる。 道中今にも雨が落ちてきそうなどんよりとした灰色の空が、 列車の窓越しに広がっている。 栗の木の花が盛りに咲いている。 線路脇のシシウドの花は枯れ、茎も木の枝のようになっていた。 陸羽西線の列車はディーゼル車で、 線路沿いに電柱は見当たらず、 車両にパンタグラフももちろん無い。 鮭川の鉄橋を渡り最上川船下りで有名な戸沢村古口駅では、 降りる人が多い。 国道47号線と並行して走る線路の傍を、 川幅はゆうに150Mくらいありそうな最上川がゆったりと流れている。 ここ2日ばかりの大雨で黄色く濁り、流れも速い。 古口駅から狩川駅の途中で、 最上川船下りの船はさっそうと流れに乗って走っている。 水かさも増して流れも速いので、傍から見ているだけでも怖そうだ。 鈍行列車でのみ感じることのできる景色があった。