国体予選村山地区 3000m 少年B
6月23日の土曜日は、天童市の陸上競技場NDスタジアムにて、 村山地区の国体予選がありました。 いまのところカラ梅雨のようで雨は降りません。 この時期の大会は例年30℃近くの蒸し暑い気候のなかで行われ、 新一年生が出場する少年B・3000mは暑さとの戦いもプラスされますが、 ことしは気温22℃の涼しいコンデションでしたので、 東海大山形高校陸上部の庄司コーチと自分は、 ひそかに良いタイムを期待していました。 残り2周となったところで先頭集団は3人になり、 ずうっとレースをひっぱていた蜂屋くんは、 疲れていたのと位置取りの悪さもあって、 足がからまって運悪く転倒してしまいました・・・悔しさは、 強くなるための大切な経験です。 ラストはスピードのある山形南高校の遠藤君が抜け出し、 2位の東海大山形高の庄子くんに数秒の差をつけフィニッシュです。 ゴールを切って納得いかないタイムに悔しがったり、 息をゼーゼー切らして疲れているなかで、 OくんとKくんはラストスパートに顔をゆがめて走ってくる同じ一年生部員に、 「ラスト!がんばれ、ラスト!イケッ!」と、 応援団の団長のように大きな声をかけていました。 まだトラックから出ていない二人が走っている仲間に声をかけるのは、 競技上の約束事として良いのか悪いのかは置いといて、 「自分のことより他人のことを気にかける優しさ」を強く感じました。 今回の村山地区国体3000mは良いコンデションだったのに タイムは優れませんでしたが、 OくんとKくんの素晴らしい人柄にノックアウトされました。 このたびの新一年生は間違いなく強くなります。