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11月, 2016の投稿を表示しています

こんなところから出せません

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狭くて曲がりくねった峠道の途中に、 木の皮を細かく砕いて肥料にする会社があります。 そこへのアプローチ道路はさらに狭く 直角に近い急カーブも一ヶ所あって、 大型レッカーに連結した大型トラックなんかは 脱出不可能に見えます。 そのため「現場にてディーラーさんにエアーホースなどの修理してもらってください」と、 お客さまへお断りしていったん山を降りました。 翌々日また依頼があり、 「ディーラーさんが応急修理して広い道路まで出せるようにしたから、 お願いします」との事です。 たまたま研修から一時帰宅していた修平くんに、 その状況を話して行ってもらいました。 90分後に修平くんに電話したところ、 「もう下ってます。現場修理で直らなかったようなんで、 現場からけん引してきました」 「あの急カーブの橋はどうした? アソコを曲がって来た?」 驚いて聞き返すと 「なんとかなりましたョ、ギリギリ20cmぐらいでしたけど」 研修先の茨城警運さんでマイニチ大型を引っ張り、 いっぺんに技術は上がり自信も付いたのでしょう、 サラッと「なんとかイケましたョ」だって。 スゴイね。。。 チョロQのようなトレーラーヘッドですが、 思ったより重いです。 4㌧の中型で行くかどうか迷いましたが、 ショートホイールベースの中型ではムリだったような気がします。 東北道にて事故車両の散乱物を踏んで 左前後輪バーストです。 ↓ コチラが散乱物のもとになった 事故車の大型トラック。 NEXCO指定の大手レッカー屋さんは どこをどうやってけん引してきたのか、 現車見ても自分のスキルでは思いつきません。 下ろしたところには、 角材なども無いし・・・。 イロイロあります東北道では・・・。

レッカー  楽しい研修

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きょうは要士くんのブログです。 いま茨城県水戸市の茨城警運さんで研修しています。 小型レッカーで事故車やパンクした車のレッキング方法、 レッキングしたままのバックの練習など基本から学んでいます。 今まで搬送メインで動いていた自分にとって勉強になりますし、 新しい発見の日々でとても楽しいです。 件数も山形とは比べ物にならないくらい多くの案件が入りますし、 高速上の事故や故障も多かったり、 交通量の多い3車線上のトラブルなど、 いままで経験してない案件を目の当たりにして貴重な研修です。 写真は主に練習や現場で乗っているレッカー車ですが、 アンダーリフトは当社のレッカーと同じタイプのようです。 将来的にはレッカーも搬送もこなせる隊員になりたいと思います。 From要士 さて山形県にも、 いよいよ冬将軍がやって来そうです。 ↓ 宮城県と山形県の県境にて(二井宿峠)。

研修日記  水戸の代々続く信用あるレッカー屋さん

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きょうは修平くんのブログです。 茨城県水戸市の㈱茨城警運さんで、 研修させていただいて半月が過ぎました。 自分は大型と中型をメインに勉強し、 クレーンやウインチも一緒に習得するとの事で研修させていただいてます。 初日からダンプの故障車搬送があったり、 いま現在大型・中型が入ってこない日が無いなど、 大型案件の多さにはとてもビックリです。 自分は大型の免許を取ってから半年しか経っていないので 単車でも運転は不安でしたが、 従業員のみなさん口を揃えて「乗らなきゃ慣れないから!!」と、 回送や牽引もバンバン運転させてくれます。    初の大型観光バスも牽引しました(これは慣れてないせいか怖すぎました)。    レッキング、固縛、牽引の注意など、    一回の出動で一気に教われるので一石三鳥なところです。 所有されているレッカー車も興味深いもので、 先日工具を探しながらレッカー車の工具箱覗いてみました。 扉の内側にドライバーやソケットが収納してあってとても使い易い仕様になっていたので、 これはイイ!と思い無意識にカメラで撮ってしまいましたが、 収納一つにしてもぜひ真似したいと思えるレッカー車でした。 研修期間はあと半月ですが、 戻ってから茨城警運さんの技術を充分活かせるように、 マスターして帰りたいと思います。 とりあえず中間報告でした。 From修平

レッカー 高速道の作業は・・・。

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今月の中頃に神奈川県の東名高速で 作業中のレッカー車に2㌧トラックが衝突し、 死亡事故になった記事を見ました。 当店でも東北道でのレッカーQQコールは入電するため、 自分とは関係ないよそ様のことではありません。 東名高速道と比べたら交通量の少ない東北道ですが、 作業の危険度はたいして変わらないでしょう。 真夜中の東北道にて故障のため路肩に停車中の2㌧トラックに 4㌧トラックが衝突。 皆さん幸いにもケガ無かったですが、 クルマはご覧のように大破。 昼間の東北道で故障車のレッカーQQコール。 のどかに見えますが対向車線にクルマの部品がゴロゴロと転がって、 その部品に当たった車が2台ありました。 夕暮れ時の東北道での単独事故。 ガードレールに当たってクルマは大破しましたが、 幸いにもケガなし。 作業しているところに突っ込まれたら、 軽傷では済みません。 ヤバイなぁ~と思いながら・・・作業するしかないので・・・。

レッカー 枯れススキ

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道路わきの草はすっかり枯れ草となり、 長い?冬の始まりです。 多くの人々は寒くて大雪の冬は望んでいません。 でもわれわれロードサービス業にとって、 暖冬は大敵です。 さて、枯れススキに埋もれたクルマの引き揚げは、 ウインチを使ったら当店イチの学くんの出動案件です。 2本のウインチとブームを使い、 一発で引き揚げたようです。 ↓ 秋の長雨で水分を多く含んだ土砂は、 かなり重いです。 中型レッカー車はこんなときにピッタリサイズ。 茨城警運さんで修行中の2人は、 明日から2日間の休みで帰宅します。 声はハツラツとしていますが、 どんな顔つきになったのか?→見てみたいような。。。

レッカー 50㌧クレーン

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朝晩は寒くなりました。 最低気温がマイナスになる日は、 すぐそこまで来ています。 ↓ 3㌧ローリー車の左2本脱輪、 荷は1.8㌧のアブラ・・・。 民家のコンクリート壁にもたれかかって、 キャビンは歪みガラス割れ。 後ろを小型レッカーで押さえて、 フロントからもう一台の小型で引き出し。 明日作業予定の落車した12㌧トラックを引き揚げるため、 福島県の猪苗代町からいらっしゃった星自動車さんの 50㌧ ラフタークレーンです。 http://www.hoshi-j.co.jp/pc/ 小型レッカーとの大きさを比較すると・・・。 ↓ このような現場です。 前日から玉掛けの準備。 AM11:45分、片側交通の開始。 ラフタークレーン用の足場を確保するため、 コンクリートブロックを1個移動し、 中型レッカーで足場用20mm鉄板2枚を路肩に下ろしてセット。 中型レッカーは前方の路肩に停め、 けん引用の大型レッカーと星社長のラフタークレーンは、 12時2分に現場へ進入し、すぐアウトリガーを伸ばしてセット。 新潟方面へ迂回路なしの幹線国道113号線/全止め開始。 横転を起こしながらそのまま吊り上げ路上に下ろし、 角材でタイヤを止めてレッキング開始したのが12時16分。 道路全止めを解除し、 事前にプロペラシャフトを切っていた事故車をレッキング。 けん引開始は12時25分。 現場へ中型レッカーを配車し、 敷き鉄板回収してコンクリート製のブロックをガードレール部分に戻します。 路上のオイルや散乱物を処理して片側交通を解除。 現場完了は12時47分。 ほぼ道路使用許可の時間通りに終わり、 肩の荷がおりました。 星社長はじめ、UDトラックスの社員さんや応援に来てくださった レッカー関連の皆さまにお世話になり、 マジックショーのような引き上げ作業の現場に立ち会えてシアワセでした。

レッカー 重くてヒヤヒヤの汗

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秋も深まり、紅葉から落ち葉の季節になってきました。 道路わきの雑草も枯れ草となり、 いよいよ冬がやってきます。 冬には積雪1.5mぐらいになる山形県米沢市近辺では、 レッカーQQコール=バ~ンと増えます。 東北道のSAにて。 上り坂斜線でクラッチがダメになりQQコール。 ↓ 4㌧積みの深ダンプに荷満載です。 道幅狭い上にグズグズのあぜ道・・・。 小型レッカーで引いたらレッカー車のフロントは浮き、 ウインチも力負けします。 4㌧レッカーでソロソロとバックで進入し、 アンダーリフトに首振り滑車を付けてナンチャッテの ウインチブームです。 以外にも新田鉄工製のブーメランアームに装着する首振り滑車は使いやすく、 ブーメランアームを伸ばしたり立てたりすると ウインチブームのように使えて便利です。 このくらい重いと小型クレーンでは歯が立ちませんので。 ひっくり返らないように小型レッカーのウインチを45mフルに伸ばし、 ワイヤーをつないで方向を変えて深ダンプのアオリを押さえながら、 しゃくとり虫のようにジワジワと4回に分けて引き出し。 路肩が弱くて引くたびにそこが凹むので、 ヒヤヒヤしっ放しの現場でした。

レッカー 水戸市にあるふところ深いBIGなレッカー屋さん

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茨城県水戸市にあるBIGなレッカー屋さんと言えば、 皆さんご存知の茨城警運さんです。 縁あって当店の社員2人を、研修に派遣しています。 「毎日バスや大型トラックの案件入ってきて、 きょうも大型バスをけん引させていただきました」と、 日産系のディーラーから当店に来て6ヶ月目になる 大竹修平さんからの報告です。 もう一人の21歳になったばかりの要士くんは 小型レッカーでの研修です。 毎日現場に出てけん引しているようで、 電話越しの報告で聞こえてくるトーンは ハツラツとして楽しそうです。 お礼をかねて茨城警運さんに伺ったときに、 各レッカー車をマジマジと見てきました。 大型レッカー車は4台ありました。 タダノの名機OC160~200、 ならし運転中のセンチェリー7035もあります。 ラフタークレーンもゴロゴロと置いてあります。 まだ出来立てホヤホヤのセンチェリー7035です。 OC200の新品リフトです。 目の前の2つを比べると、 センチェリー製のリフトとは細部の作りから何から、 まったく別物の工芸品です。 このリフトを搭載する大型レッカー車を製作中でした。 このほかにも製作中の小型レッカーが2台ありました。 いまどき1ヶ月以上も研修させていただける環境をいただき、 太っ腹な御社にお礼の申し上げようもありません。

ランクル70 スターター交換(PZJ70V)

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きょうは星さんのブログです。 今回は当店のサービスカー/ランクル70のセルモーターを 交換しましたので、その手順をご紹介します。 この車を置いてある当社のみやぎ営業所には整備用リフトが無いため、 レッカー車のアンダーリフトでフロント部を持ち上げました。 ボンネットを開けると、 燃料配管の奥にセルモーターは見えます。 HZJ70ならセルモーターを下から降ろせるらしいのですが、 PZJ70 はスペースがないため配管をはずして上から抜きます。 作業前にバッテリーのマイナス端子を外します。 取り付け部は10mmのナット2箇所と端子も2箇所。 純正品で装着されたセルモーターとリビルト品では、 配線の取り付けが上下逆になっていますが、 リビルトメーカーに問い合わせたら問題なしと言われました。 リビルトのモーターを上から入れて ボルト・ナットを締め付け、 配線や配管を元通りにすれば完了です。 リビルト品は26000円ほどの部品代です。 さっそくの試運転です。 セルの動作は軽く、音も軽々しき響き、 ウルトラスムーズにディーゼルエンジンを始動させます。