南陽市役所陸上部 高畠ロード
山形県の南側に位置し、 ぶどうやラフランスなどの果樹栽培が盛んな南陽市は、 現在の市長さんになってから新たな「町おこし」に取り組んでいます。 一般的に市や町などの自治体は国から助成金が出るため、 図書館や美術館などの箱物、 さらに田舎では交通量が見込めないのに ガラガラ空いているリッパな道路を作ってしまうのが一般的です。 米沢市でも「伝国の杜」と名づけられた文化施設(博物館)が ドーンと建設されましたが、 博物館に展示されているモノは、 予算がなくなってツマラナイものばかりです。 そこには市の職員数人が常駐しており、 冷暖房費や人件費を含めた固定経費だけで、 毎年ウン千万円をたれ流しているのでは? 山形県に春の訪れを告げる風物詩として、 サクラが満開の時期に行われる山形新聞・放送主催の 山形県縦断駅伝競走大会がありますが、 近年はとくに郷土の誇り(市・町・郡)をかけて、 他県出身の箱根駅伝出場経験選手や、 県内出身の走力のある高卒・大卒の選手を採用する 企業や自治体が増えています。 山形県内では南陽市・天童市・山形市・上山市・長井市(西置賜郡消防)で、 この一芸入社(スポーツ推薦枠)を行っています。 南陽市では山形県民にとって春の一大風物詩である ①山形県縦断駅伝で優勝すること、 ②元旦の実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)に出場することを 目標にして、優良な大卒・高卒の選手を近年採用しています。 箱物を作って潤うのは一部の建設業者、 箱物には職員が必要ですが、天下りポストとしても効果あります。 公務員としての採用には、この一芸入社は賛否ありますが、 箱物は維持・管理費など莫大です。 金食い虫の箱物は採算合いませんね。 個人的には南陽市や天童市に代表されるスポーツ推薦枠は、 地元の子供たちのスポーツ育成にも効果的だと思いますが・・・。 さて南陽市陸上部の部員が出場した高畠ロードレースです。 ことしも炎天下のなか、 選手はバテバテ・汗ビッショリです。 各選手とも徐々にコンディションが上がってきました。