ヤマカガシ
ことしの山菜採りは記憶にない暖冬と少ない雪のため、
5月末頃で終わってしまいました。
例年なら雪渓の消えていくところから、
ジワジワと大きくなっていく山菜を6月中旬まで楽しめますが、
ことしはその雪渓がほとんどありません。
40年以上にわたって春先から晩秋まで、
50回以上も深い山々に入る釣り名人の先輩も、
こんなに雪がないのは初めてだそうです。
雪解け水が入って白く濁るこの時期の渓流ですが、
水量は少なくて夏なのか?と錯覚してしまいます。
渓流の岩場でヤマカガシが「ひなたぼっこ」しています。
こちらの足音に驚いてスルッと清流に飛び込み、
スイスイと泳いで草むらに隠れようとしていました。
咬まれるとマムシより毒が強いのでヤバいらしいですが、
性格はマムシと違っておとなしく、
マムシのように大きく口を開けてキバを見せたりせず、
スルスルと逃げていきます。
深い山々のミドリは黒っぽく濃くなり初夏のようになっていますが、
少しだけ残った雪渓を渡る風は、
汗ばんだカラダを一気に冷ましてくれます。
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