レッカー 姥湯温泉からロープけん引

まもなく10月になります。
黄金色に染まった田んぼでは稲刈り日和の好天続きにより、
せわしなくコンバインは動き回っています。

あと2ヶ月も経てば、
白い雪が道路を染める日がやって来ます。

さて、コレは山岳観光道路の吾妻スカイバレーで、
バッテリーが劣化しすぎて動けなくなった600ccのバイクを、
米沢市内まで搬送。
バッテリーがスッカラカンになるとエンジン止めたらモウだめですネ。


コチラは自動車専用道路で
一台積みの積載車のフロントタイヤがバーストした案件です。

スピードを落とさず通りぬけるクルマに当てられたら「あの世行き」も・・・。
発炎筒をバンバン焚いて煙モクモク!

助手席側フロントタイヤのバーストでした。

これは一回転半のクルリンパ!
前後ガラスと運転席側のサイドとクオーターのガラス割れ。
左後輪はご覧のように折れています。

「横転を起こし」はクレーンでサクサクでしたが、
フロントタイヤもバーストしていて
ドーリー(補助輪)をセットするのに手間かかりました。

ところで米沢には秘湯と呼ばれる
姥湯温泉が    http://www.ubayuonsen.com/    あります。

その温泉までの道路の状態から言えば、
大平温泉のほうが秘湯ムードはさらに上ですが、
都会の人から見れば五十歩百歩の林道みたいな道路です。



先日はその姥湯温泉にある行き止まりの駐車場で、
故障で動けなくなったミニバンの搬送依頼です。
依頼元のカーディーラーさんのハナシでは、
「道が狭いのと曲がりくねりが大きくてけん引できない」と
現場に行ったJAFに断られてしまい、
そのディーラーの社員さんたちも「あんなどごから引っ張ってこらんねべ」と
みんな尻込み!

自分も姥湯には3回ほど行きましたが、
普通車でもスイッチバックして切り替えし、
やっと登って行くところが2箇所あります。
レッカー車に連結して下りてくるのはゼッタイ無理なので、
ウインチ付きのランクルでロープけん引するしかありません。

星さんと積載車にランクルを積み、板谷部落の広場でランクルを下ろし、
いよいよ姥湯まで出発です。
すごい勾配の登りでアクセル全開区間多く、
4000ccもあるガソリン大食いランクルの燃料計は見る間に下がって行きます。

途中スイッチバックを2回繰り返してようやく現場到着。
米沢市北部からたった35kmの距離ですが、
クネクネ曲がって急な坂道は20km/h以下でノロノロとしか進めず、
姥湯まで70分くらいかかってしまいました。

ロープで連結して下りてきましたが、
故障したミニバンはエンジンかからないため
ブレーキやステアリングはサーボ無し!
そのうえ真っ暗闇でヘッドライトライトは点灯せず、
歩くスピード並みで急な坂道を転がるように降りて行きます。

スイッチバック箇所ではランクルとミニバンを切り離し、
ミニバンの方向をウインチで数回変えてなんとかクリアしました。

なんだかんだで5時間も費やしました。

想像以上の難作業でしたが、
ディーラーさん依頼なのでボッタクリ料金を請求するワケにもいかず、
「クタビレ感」イッパイのシゴトになりました。







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