盗み食い
もう35年も前になるが小学生の頃はさくらんぼ、
桃、あんず、クワの実、スイカ、りんご、
栗などを近所の畑や林へおやつ代わりに採りに行った。
さくらんぼの甘くておいしい部分は小鳥やカラスに喰われ、
残りの酸っぱい実だけが自分たちのもので、
そのためおいしいと思わなかった。
今のように農薬を散布しないため桃の実の中には必ず虫がいて、
その虫をよけながら食べた。
スイカは2~3人で、畑に身を伏せて忍び込み、
頭よりはるかに大きいそれをフーフー息を切らして人気の無いところに運び、
割って食べた。これはうまかったなぁ。
リンゴ林の中、皆で遊んでいるフリをしてリンゴをポケットに詰め込む。
そこの所有者のオバチャンに
「喰いだいどきは、こどわって採れ。いぐらでもあげっから」と叱られたり。
コメント