千眼寺
自宅から歩いて5分のところのあるお寺には、
先祖のお墓がある。
そこの千眼寺で、毎年12月4日にお年越しの餅つきが行なわれ、
つきたてのお餅を近隣の人々にふるまう。
寛永18年(1641)に病害虫が発生したとき、
神のお告げにより千眼寺保呂羽堂の、
縁の下の砂を田にまいたところ、
虫が退散したのでお礼に村人が、収穫したもち米で餅をつき、
保呂羽堂に供えたのが始まりいわれている。
われわれ若い衆は朝5時にお寺に集まり、
午前5時半からつき始め、
途中休憩を挟みながら午後3時半頃まで約10回ほど、
3つの臼を7~8人で取り囲み、杵(きね)を持ち、
ねり唄・つき唄・あげ唄を唄いながら餅をつき、
つきたてのお餅を参拝者に振る舞う。
つき上がった餅を天井高く突き上げ、
天井のススが付いた餅ほどご利益があるといわれている。
子供の頃は、ヒューヒューと音を立てて吹き付ける雪の中を、
近くの子と一緒に歩いて食べに行った。
つき手の若い衆として参加したここ25年は、
吹雪の12月4日の記憶は無く、 ここでも温暖化の影響を感じる。
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