小野川温泉

よく晴れた日曜日の朝、小野川温泉の公衆露天風呂に、
吸い寄せられるように向かった。

3人の先客が、ちょうど風呂から上がったところで、
大きな石とコンクリートで組み上げられた、
誰もいない湯船にドップリ浸かる。


小野川温泉の源泉100%の湯をかけ流し使用している、
この湯を訪れるお客さんは、シャワーも洗い場も無いためか少ない。
朝7時過ぎから8時前までの40分の間に、湯に入ったり出たりを繰り返す。
日曜日なのに、その間の男湯の出入りは9人だけ。

家に戻り遅い朝食を済ませ、そのまま居間にゴロンと寝転んでしまう。
めずらしくケータイが鳴らなくて、1時間半の昼寝となる。

朝寝朝湯では、やはり伝説の小原庄助さんのように身上をつぶしてしまいそうだ。

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