大平温泉 おおだいらおんせん

雑誌のデジタルフォトの6月号は、
女の子2人が表紙を飾っています。
http://www.sbcr.jp/digitalphoto/magazine/magbk.asp
このカラー写真は、カメラマンの渡部さとるさんが撮った写真です。

最高気温は25度を超え、
まぶしいほど青い空の広がるきょうの午後に米沢駅で彼と待ち合わせ、
ゆっくり景色を見ながらドライブしました。

米沢駅から国道13号線を福島方面へ向かい、
米沢市板谷部落に入ります。
そこから間もなくの、奥羽本線の鈍行列車しか停車しない峠駅で、
ウワサの峠のチカラ餅を食べました。
値段は少々高めですがおいしいお餅です。
http://www.ekibento.jp/toh-touge1.htm
峠駅から過疎化で空き家だらけの大沢部落を通り抜け、
水窪ダムのふもとから赤崩部落へ入りました。

赤崩部落内にある名水の湧き水を飲み、
南原部落から大平部落を通り過ぎ、
車一台がやっと通ることのできるガードレールの無い急な坂道を、
オーバーヒートを気にしながら慎重に運転し、
ようやく標高1300mにある大平温泉駐車場に着きました。

その小さく勾配のキツイ駐車場に車を恐る恐る止め、
駐車場から急な下り坂をゆっくり20分かけて歩くと、
ゴーゴーと音を立てて流れる最上川源流の急流沿いに、
一軒の温泉宿の赤茶けたトタン屋根が、
深い森の中から現れ出るように見えます。

われわれ2人は運動不足のため、
その温泉に着くころには脚がガクガクしてきました。
頼りないほど細いワイヤーロープで吊られた、
ぐらりぐらりと揺れる木製のつり橋をソロリソロリと前進し、
やっと一軒宿の大平温泉滝見屋旅館にたどりつきました。

500円の入浴料を払い、汗をかいたカラダ一つで、
さっそく露天風呂に直行しました。

山形県には温泉が多数ありますが、
ここの景色はダントツに最高です。
ブナ、ミズナラ、ダケカンバなどの落葉樹の新緑は、
青く澄んだ青空に映え、
絶壁に近い岩肌は黒光りしています。
V字に切れ込む急斜面のふもとには、白く輝く残雪がありました。
露天風呂の真下には、雪解け水を加えて荒れ狂うように流れる
最上川の源流があり、滝も見えます。
http://www.mountaintrad.co.jp/takimiya/

2人でサイコーを連発した露天風呂からの景色は、
言葉では伝えられない絶景でした。

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