鉄砲水



























7月5日の日曜日は、
朝から晴れの天気に
恵まれました。
前日夜から準備していた
山行きの道具を
軽トラックに積み、
2頭の犬を荷台に乗せて
AM7時過ぎに自宅を出発し、
飯豊町中津川奥の

東沢林道を目指します。








お目当ての場所に着き、
長袖のポロシャツに着替え、
防虫ネット付きの帽子をかぶり、
手首の部分まで
保護するように作られた軍手をし、
首に毛虫が入ったり、
小枝で首を傷つけたりしないように
そこに手ぬぐいを巻き、
スパイク付き地下足袋と
ムコウズネを守る脚ハンを
時間をかけてセットし、
鎌や冷たい麦茶などの入ったリュックの中身を再確認して、
山の尾根に登り始めます。












尾根沿いを1時間弱歩き、
ブナとミズナラやトチの巨木が連なる山の肩に沿った、
西向きの急斜面を潅木の小枝につかまりながら慎重に下りると、
一度最上流部まで歩いてみたかった沢に出ます。









その沢は2~3日前の大雨により
鉄砲水が出た様で、
大きな岩や流木、
斜面をずり落ちてきた倒木などで
沢の流れが変わるほど、
散らかっていました。
数トンもあるような岩石も散乱しており、
もし人が沢の最上流部で
鉄砲水に巻き込まれたら、
姿や形は無くなってしまうほどでしょう。

沢にほど近い斜面に、
平茸がびっしり張り付いた
ブナの倒木を見つけました。
また15cmぐらいの大ナメクジは、
立ち枯れブナに生えていた平茸を食べていました。

奥深いブナやミズナラ林を歩くこと6時間、
履いていたスパイク付き地下足袋には数箇所の穴が開いていました。

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