レッカー 深夜の作業
米沢市内のディーラーさんに依頼された事故車の引取りのため、
一次保管場所の山形レッカーさんに伺いました。
夜の21時30分頃に着いてからOC200MWの大型レッカー車や、
ずらりと並んでいる中型・小型レッカー車をマジマジと眺めていたら、
専務さんと○○さんがお見えになりました。
山形レッカーさんから米沢市内まで運ぶ事故車は、
フロントの車軸が曲がっています。
ちょうど良いチャンスなので、
お二人からJフック付きチェーンを使い、
フロントの足回りがこわれている事故車を緊急に排除する方法を教わりました。
それにしても山形レッカーさんの方々は、スゴ腕のオペレーターさんばかりです。
そのうえ親切でキビキビと作業をこなされてますので、
警察さんからの「ご指名」は当然の成り行きですね。
レッカー車のアンダーリフトに事故車を前吊りして
「さァ 帰ろうか」と思っていたら、
携帯にレッカーQQコールです。
「宮城県の七ヶ宿で、縁石をまたいでいるクルマの一次預かりは可能ですか?」
もちろんお引き受けして、
山形レッカーさんに「明日、出直してきます」と告げ、
一緒に来ていた新人の「やっちゃん」とブンブン飛ばして
現場に向かいます。
現場はこのとおりオイルまみれ・・・。
フロント左のロアアームは曲がってタイヤはバースト、
フロント右のロアアームは千切れ、
エンジン本体はブラブラしています。
マフラーはフロントパイプからすべて脱落して路上に散乱していました。
ほぼ全量漏れていたエンジンとオートマのオイルは、
処理剤を使って清掃しました。
この事故は「縁石に衝突し、乗り越えたところの山の斜面で跳ね返された」みたいですが、
クルマは運よく横転せず、
さらに幸運にも若い男性ドライバーはケガひとつありません。
この辺りは過疎化の進む山間部ですが、
「山の神」が若い男性をお守りくださったような現場でした。
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